低・生産性を脱する!

新谷千里

新谷千里

テーマ:スーパーの業務改善

ジリ貧、低い営業利益、低い従業員報酬。(中小零細のスーパーマーケットが)儲からない、真の問題は、売上高ではありません。それは、低い生産性にあります。生産性アップと『真の狙い』、そして、取るべき行動についてお伝えします。

1.方向性(戦略)を決める

 お客様に、お店で日々「どういう体験をしていただくのか?」という視点が重要である。お客様は、価格だ
 けで買い物をしているのではない。「楽しい」「面白い」「嬉しい」といった、心にとまる経験ができるような
 お店は、スーパーに限らず繁盛している。

2.最終のゴールを決める

 3年程度の中期的な期間設定で、ゴールを設定する。「どんな店」お客様と「どんな関係性」が持てる店
 にするのか。営業利益(高い目標)は、売上比(額)どれくらいなのか。人時生産性はどれくらい。など。

3.一定期間の目標を決める

 3ヶ月、半年、1年単位で業務改善の目標値を設定する。

4.利害関係者と時間を重ね、内容を「共有化」する。

 直接関わるメンバーと会談を重ね、計画を立てる。そして、紙に書いたものを見せて、関係者全員が解り
 やすいように「見える化」する。

5.具体的な方法を書き出す

 戦略に対して、目標達成のための効率的な組織編成。課題(責任部署)ごとリーダーの決定。具体的な
 ワークフロー(矢線図)の決定。定期ミーティング計画。などを決定する。

6. 5の方法の重要度と取り掛かる順番に優先順位を付けて書き出す

 7つの習慣(コヴィー博士)でいわれる、第3領域管理(緊急度よりも、重要度を優先する)を全員で理
 解し、優先順位を付ける。

7.リーダーが進捗状況を確認し、フォローする

 業務改善の活動がスタートを切ったら、リーダーのリーダーシップが結果を大きく変える。先ずは、現状確認に
 時間の多くを投入し、聞き取りなども行い、進捗(地点)確認をする。

8.進捗状況が目標値より低ければ修正を加える

 問題があれば、適時協議を行い、方法など修正(コントロール)を行う。適時これを繰り返し、現場のモチ
 ベーションを保つ。

9.定時の結果発表を行う

 目標を確実にクリアするためには、定時定例で達成度を発表し、関係者が、互いに確認する癖を付ける
 ことも重要である。必要であれば、他のセクションから(へ)のアドバイスを受ける。

10.やる気の出る人事考課を策定する

 戦略と人事考課制度を一体化させて運用する。やった結果が、目標をクリア、目標を大きくクリアしてい
 れば褒賞を行い、クリアできなければ、出来るようになるための改善方法を再定義する。

「・・・だから出来ない」ではなく、「どうしたら出来る?」と考えて行動することが一番大事である。
その事により、今まで見えなかったものが見えてくる。
協力者も現れる。
前向きな「頑張り屋」の成功を祈る。


★★★★★『スーパーの業務改善』 その他の参考記事★★★★★

■ 参考記事はこちらから、ご覧ください ⇒ スーパーの業務改善


【お役立ち・関連記事】 
最低賃金など考えるな!
最低賃金など考えるな!・2
レジの業務改善事例【報告】-サービスレベルUPと月間45万円

▼▼▼▼▼ 業務改善の多くの 『成功事例』 を紹介しています。▼▼▼▼▼
業務改善事例

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

新谷千里プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

新谷千里
専門家

新谷千里(経営コンサルタント)

有限会社サミットリテイリングセンター

100社以上の業績向上を実現した業務改善のプロ。売れてしまう実践的マーケティングと作業改善、そしてコスト削減。他では教えてくれない理論と実地指導で、競争の厳しい時代に確実に営業利益を向上させます。

新谷千里プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

高利益を出すスーパーマーケットにするコンサルタント

新谷千里プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼