家庭裁判所への報告書 ☆成年後見vol.2⑯☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
成年後見人に就任して、最初に家庭裁判所に対して提出するもの。
それは、財産目録であり、ご本人の年間支出額の予定と支払金確保の計画です。
1カ月以内に提出することになっていて、ここが最初の山場となります。
先週、なんとか、その書類を提出しました。
スピードが求められるこの仕事ですが、そんな中でも、特に指示していなかったにも関わらず、
担当した山添司法書士は、各口座ごとに、お金の流れについて注釈を加えていました。
これって、Good job!です。
裁判所が知りたいのは、今現在の残高はもちろんですが、申立時からお金の増減があった場合、
そのお金の流れと使いみちを知りたいわけです。
私も、参与員の立場で、裁判所に提出される報告書とにらめっこをした経験がありますが、
そこのところを解明していくのは、時間がかかって、うんうん言いながらの作業でした。
書類を提出するだけでなく、その流れを一枚の紙に示すことで、どれだけ助かるか。
そういう仕事の仕方をしていれば、裁判所からも信頼してもらえるはずです。
それは、ご本人に対して、良い成年後見の仕事ができることに繋がってきます。
指示しなくても、自分で考えて、そんな仕事をしてくれている。
そこが、とても嬉しいことでした。
あるときは、ご本人の代弁者となり、あるときは、親族後見人の相談相手となって、
後見業務をチームで進めてまいります。
これから成年後見の申立をしようとされている方も、どうぞご相談下さい。
きっと、お役にたてるはずです。
笑顔の和が広がりますように
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.jp
☎06-6365-1755