ペットボトルのキャップ・古切手 集まっています
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
佐井司法書士事務所の新聞「テミス通信」。
嬉しいことに、この「テミス通信」を通じて、メールやお便りをいただいております。
今回も、その一部を紹介させていただきます。
「(前略)テミス通信をご送付頂き、誠に有難うございます。
文中にエンディングノートの記述がありましたが、今その取り組みに懸命になっている処です。
数多い中から一冊を求めましたが、自分史でもなく自慢でもなく、
家内や子ども達に「訴えるべき事柄は何か」が掴めておらず、
家族の興味は「この家どうすんのん」「仏壇どうすんのん」「遺産は幾らあるのん」
程度の事だと考えると、筆がはしりません。
ご指導下さい。」
筆が走らないというお話しには、多くの方が共感を覚えるのではないでしょうか。
最後に一言、何かしら、自分の人生の集大成となる言葉を残そうとするのですが、
まだ、これだと腑に落ちるものがない。
一言で表さなくてもいいでしょうし、文字にしなくても構わないのでは。
むしろ、ノートを囲んで、ああでもないこうでもないとご家族と話し合うことが、
エンディングノートを書く大きな意義です。
その過程が大切で、その時のやりとりが大切です。
簡単にできることから始めて下さい。
ご本人にとって簡単なことでも、それを書いておいてもらうと、
遺族は、本当に助かるものです。
エンディングノートは、法律的な効果はありません。
遺言の代わりになるものでもありません。
書いている過程で、色々なことが見えてくる。
そんなものではないでしょうか。
笑顔の和が広がりますように
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.jp