親族後見人でなく、専門職後見人が選任される場合 ~☆成年後見 vol.8①☆~
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
少し気を付ければ、その変化に気づくヒントが隠されていることがあります。
火災保険代理店を営む方との会話の中で、更新契約ができなかった方のお話しを伺いました。
毎年、火災保険の更新契約をすると思いますが、
あなたのご実家では、今年も更新ができていますでしょうか。
保険契約は目に見えない商品ですので、
ご実家に戻っても、意識していないと気づかないでしょう。
毎年、更新時期には、保険会社からお知らせのハガキが届き、
代理店からは、お電話で更新契約の可否をお尋ねするとのことです。
10年来のお客様であったAさん。
今年もお電話をしたものの、いつもの火災保険代理店とわからなかったようです。
ご本人に契約締結の意思があるか確認しようと思ったところ、
ご本人がしっかりと判断できないように思えた。
果たして、そのまま更新してしまっていいのか。
保険契約の更新をしなければ、火災事故が起きてしまったら、
保険金はおりないので、それに対しての責任追及はどうなるのか。
保険会社とも相談をし、結局、コンプライアンスを考えて、
更新はしないことにしたとのことでした。
その結論は妥当だろうと思います。
ただ、会話の中で、お子さんやキーマンの連絡先を聞くことができれば、
そちらに電話をして、更新ができたこともあるとか。
果たしてそこまでしていいのかどうか、そんなことが増えて来て、悩みますとのことでした。
判断能力が減退し、大きな損害を受けて、成年後見を検討しなければならなくなる裏には、
火災保険の更新といった小さな変化がたくさん隠れているのだと思います。
疑ってチェックしようという訳ではありませんが、
遠く離れて暮らす親御さんの変化に気づくヒントを沢山持っている方ほど、
心配ごとに、早く対処することができるはずです。
笑顔の輪が広がりますように。
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お身内に、判断力に不安の出てきている方。
親族後見人や市民後見人をなさっている方。
成年後見人の申立をしようと思っている方。
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司法書士佐井惠子
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