いざという時に、財産管理等委任契約は使えるか ☆成年後見vol.9⑳☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
見守り契約中のAさん。
週に3回、大阪市シルバーボランティアセンターの「友愛電話訪問」を利用しています。
以前のコラムはこちらです。(http://mbp-japan.com/osaka/sai-shihou/column/9854/)
そのAさんが、午後1時から2時間続けて電話をかけても、電話に出ないと、
ボランティアセンターの方から、緊急の可能性を知らせる電話がありました。
今日の天気予報では、最高気温が34度。
部屋の中で熱中症をおこしている可能性もあります。
いつも、お世話になっている包括支援センターに電話をして、
緊急で、家を訪ねてほしいとお願いしました。
待つこと15分。
ご本人から、無事を知らせる電話が入りました。
今日は朝から疲れて、買い物にも出かけず、横になっていましたとのこと。
何かの拍子で、受話器が外れたままになっていたようです。
Aさんは、月初にはハガキで日々の様子を知らせてきて下さっています。
毎日、規則正しく日課をこなし、外出先にも出かけていっています。
「友愛電話訪問」も、始めたころには、話しも弾まないと、ご本人の弁。
このまま続けたものかどうか、考えましたが、
安否確認でもあると説得をして、続けてもらっていました。
(最近では、何度もお電話して下さる方とは、随分とあれこれお話しできるようになってきたと聞いています。)
一日の内に、誰とも会わない、誰とも話さない日を作らないということを考えた為です。
在宅の一人暮らしは、色々なネットワークなしには成り立たないものです。
事務所から30分少しかかるところにいらっしゃいますので、すぐに駆けつけることは難しいですが、
そんな場合にも、司令塔になることはできることを確認できました。
今日の経験は、万が一の時の予行演習となりました。
シルバーボランティアセンターと包括支援センターに、報告とお礼の電話をし、
ようやく、事務所一同がホッ! 本当に、良かったです。
笑顔の輪が広がりますように。
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司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.jp