公益法人制度改革で寄付先も増える ☆相続・遺言vol.6⑯☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
2012年3月24日(土)、大阪は天満橋にあるドーンセンター7階ホールにて、
大阪が生んだ女性写真家のパイオニア 山沢栄子をモデルにしたオリジナル作品
「光をあつめて」を観劇してきました。
大阪の地で昭和元年に生まれた女性が、単身渡米して写真を学び、
帰国後は、堂島ビルや心斎橋そごうにスタジオを開き、
人物写真を中心に活躍の後、抽象写真やコラージュの創作など、
生涯にわたって創作活動を続けた女性の一生を題材にした作品でした。
主人公は、作品を作るにあたっては、
「先ず、題材と仲良くなる。そうすれば、どう撮影するかは自ずとわかる。」と、語っています。
題材がレンガであれば、水を雑巾で濡らしては、表面の変化を試します。
それが人物であれば、二つの質問をして相手を理解するといいます。
一つは、「今までの人生の中で一番嬉しかったことは何ですか?」
もう一つは、「今までの人生の中で一番悲しかったことは何ですか?」
一瞬現れる内面を表す写真を目指していたということですね。
劇は、毎回、この二つの質問に答えるポートレート撮影のお客様役に、
関西の女性パイオニアを招いて、語ってもらうという趣向が楽しいです。
昨日のゲストは、前尼崎市長、現グンゼ株式会社社外取締役の白井 文さんでした。
劇中で、「悲しかったこととしては、JRの脱線事故」。
「嬉しかったことは、市長は駅伝のようなもの。
そういう意味で、稲村市長にバトンを渡せたことが嬉しかった。」という言葉は印象的でした。
さて、この劇は「はなみずき基金」助成事業です。
ホームページ(http://www.ogef.jp/support/cts07.html)を引用すると、
大阪府内に住む60代の女性。キャリアウーマンとして時代の最先端を生きてこられましたが、
人生の最終章を迎えるにあたって、考えました。
懸命に働いてきた結果、ささやかではあるが多少の蓄えがある。
しかし、自分は「おひとり様」で、法定相続人はいない。
国庫に帰属させるよりは、元気なうちに、有効な活用のめどをつけておきたい。
すべての女性が、主体的に自分の人生を選択し、
「納得の人生」を実現できる社会をつくるための志(支)援金として活用していただきたい。
そんな想いから、当財団に贈与された寄附金を基に、2008年8月「はなみずき基金」を設置しました。
そのお志、しっかりと活かされていますね。
仕事は、全く違っていますが、人を対象とする仕事という意味では、
遺言や成年後見のご相談には、共通するものがあります。
「今までの人生の中で一番嬉しかったこと、悲しかったことは何ですか?」
私も、この二つの質問、使わせていただきましょう。
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遺言をのこしたいとお考えの方。
遺産を誰かの役に立てたいとお考えの方。
基金の設立による社会へのお返しをお考えの方。
残された家族のために、有効な方法がないか相談したい方。
佐井司法書士事務所では、ご相談を承っております。
一人で心配せずに、お気軽にご連絡下さい。
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司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.jp