テミス通信第58号掲載しました
須田税理士さんの「日本一腰が低い税理士と言われる男のブログ」
(http://ameblo.jp/suda-tax/entry-11026374089.html)の記事、
「なんて厳しい世の中なんだろう」を引用させていただくと、
設立された会社の生存率は、
1年以内に35%の会社が倒産または廃業
3年後 → 62%の会社が倒産または廃業
5年後 → 85%の会社が倒産または廃業
10年後 → 95%の会社が倒産または廃業 だとか。
かなり、厳しい数字です。
手元に、「司法書士白書2011」があります。
設立登記の件数を見てみると、
株式会社 有限会社 合計
平成12年 21,505 73,945 95,450
平成15年 18,396 74,616 93,012
平成18年 76,570 34,129 110,699
平成19年 95,363 95,363
平成20年 86,222 86,222
平成21年 79,902 79,902
平成18年5月1日に会社法が施行され、以後、有限会社は新に設立されなくなっています。
これを調べるまでは、会社法となって、資本金額の下限が1円となったので、
起業しやすくなった半面、倒産または廃業の割合が大きくなっているのではないかと推測していましたが、
平成18年に一旦増加したものの、後は年々減少してきています。
その上に、10年後生存率5%とは・・・。
「何と厳しい世の中なんだろう」に、私も大きく頷いてしまいました。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com