東日本大震災と定時株主総会(その1)☆会社法務 vol.1⑤☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
3月29日(火)の日本経済新聞朝刊によれば、東日本大震災により市町村の庁舎から流失した
戸籍データについて、法務局にあるバックアップデータでほぼ復元できることを法務省は確認しました。
流失したのは、岩手県陸前高田市、大槌町、宮城県南三陸町、目川町。
2月~3月の更新データは不足しているので、申し出によると思われます。
その上で、今回の大震災による記録が正確に漏れなくされることを期待します。
ご存知でしたか。
日本のような戸籍制度のある国は、世界でも韓国と台湾しかありません。
正確性・信頼性という基準で考えますと、戸籍を相続人確定のために使うという前提に立つと、
日本>韓国>台湾の順となります。
当たり前のように存在している戸籍制度。一字一字筆で書いた戸籍から手書きの硬筆によるもの、
コンピュータ戸籍まで。
今回の大震災は、維持管理することの大変さに思い至るきっかけとなりました。
バックアップも欠かせません。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com