三次元のデータを使ったコンピューターグラフィック(特例有限会社から株式会社へ)
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
「大丸」の株主総会が、大阪市中央区で平成19年5月24日に開催された時のことです。
「松坂屋」との統合で、「大丸」としての最後の総会となるためか、
会場前にはテレビカメラが何台かきてインタビューをしていました。
女性や年配の個人株主が目立ちましたが、
6月に自社の総会開催を控え、参考のため にという方もいらっしゃったようです。
私は、企業が「法律を味方につけて」経営する、そのお手伝いをしたいという想いで、
会社法務に力を入れています。
その時も、日々の実務に活かし学ぶべきものはないかと総会に出席しましたが、
私はその総会で、違う視点の大切さに気づきました。
「大丸」では、招集通知の事業報告書最初の頁に、企業理念として
当会社の企業理念は、「先義後利」(義を先にして利を後にする者は栄える)
であります。
と、掲げていました。
(http://www.daimaru.co.jp/company/about/rinen.html)
実際、企業の姿勢や社会への貢献を語るこの言葉は、総会の場で、
画面にあるいは事業報告の中や会長のお話の中に何度となく語られ、
これに対して株主からも直接的に、あるいは具体的な取り組みをあげてと、
様々な視点から強く支持する発言がありました。
あれから、4年近くが過ぎて、益々厳しい経済環境の中で業績を上げ続けることは難しいでしょうが、
それ以上に、「先義後利」を貫くことは難しいはず。
東京で開催される株主総会は、どんな総会になっているのでしょう。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com