介護される側の心得10カ条 ☆成年後見vol.4⑯

佐井惠子

佐井惠子

テーマ:成年後見と身上監護

こんにちは、司法書士佐井惠子です。
私たちが良い介護を受けるには、介護者任せでは済まされません。
介護するものと、されるものとの対等な意思疎通が必要です。

後見人の仕事の中でも、ご本人の代弁者としての役割はとても重要です。
自分自身であれば、あるいは自分が家族の立場であれば、難しいかもしれないことを、
後見人という第三者の立場のであれば、病院に対して、あるいは介護者に対して
うまく意思疎通できる場面があります。

そのためにも、介護される側の視点をもつことが大切ですし、介護される側のプロになりたいものです。



社会学博士で、女性学、ジェンダー研究の上野千鶴子さん著「おひとりさまの老後」。
そこに、「介護される側の心得10カ条」があります。
そのまま引用してご紹介します。

①自分のココロとカラダの感覚に忠実かつ敏感になる
②自分にできることと、できないことの境界をわきまえる
③不必要ながまんや遠慮はしない
④なにがキモチよくて、なにがキモチ悪いかをはっきりことばで伝える
⑤相手が受けいれやすい言い方を選ぶ
⑥喜びを表現し、相手をほめる
⑦なれなれしいことばづかいや、子ども扱いを拒否する
⑧介護してくれる相手に、過剰な期待や依存をしない
⑨報酬は正規の料金で決済し、チップやモノをあげない
⑩ユーモアと感謝を忘れない

あなたなら、いくつできそうですか?

司法書士佐井惠子
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