タンス株が出てきたら、そのままにしていられない ☆成年後見vol.2⑭☆
みなさん、こんにちは。司法書士 佐井惠子です。
今日、親族後見人さんが、地方裁判所に原告として法廷に立たれました。
私どもは、本人訴訟を支援する立場となります。
以前、コラムでも紹介しました、後見人選任のための家庭裁判所での面談から、
たった10日で成年後見人の選任を受けた方の後日談となります。
あの時は、あっという間に選任いただいたので、私もびっくりしました。
債務整理をするべく、取引履歴を債権者から取り寄せ、利息制限法に従って利息計算をしたところ、
むしろ、過払い金を請求できるという状況になったため、
簡易裁判所管轄のものは私が代理人となり、請求額が140万円を超えるものについては、
後見人による本人訴訟のための訴状や準備書面の作成をし、期日には傍聴をしています。
「裁判官がにっこりと微笑みかけてくれて良かったぁ。」と、
後見人さんは、3日ほど前からの緊張から解放されてにっこりでした。
でも、私は気になって仕方がありませんでした。
法廷の傍聴席には、綿ぼこりが集まっていて・・・。
お掃除を毎日していないのでしょうか?
時代劇のお白州でさえ、砂にほうきの跡をつけて清々しい舞台を設えているのに・・・。
人を裁く法廷です。ぴかぴかに磨き上げられていてもいいように思うのですが・・・。
緊張気味の後見人からふっと、よそ見していたことが、ばれてしまいましたか?
司法書士佐井惠子