高級ふとんがきっかけに ☆成年後見④☆
みなさん、こんにちは。司法書士 佐井惠子です。
成年後見人に就任後1ヶ月の間に、何をするか?
1ヶ月以内に裁判所に財産目録を提出することを求められています。
そこで最初に、後見人の身分証明書として、登記事項証明書を法務局で受け取ります。
次に、銀行に成年後見人としての口座を開設します。
後見人の実印と印鑑証明書、運転免許証などの身分証明書に、登記事項証明書を提出します。
ご本人の身分証明書も求められます。
私は、登記事項証明書は原本を返してもらうようにしています。そこは節約で、ちゃんと応じてもらえますから。
慣れていない窓口が多いので、予め電話連絡をしてから行った方がスムーズです。
あくまでも印象ですが、ゆうちょ銀行は利用しにくいように思います。
口座名は、「甲山三郎成年後見人佐井惠子」
こうして口座を用意しておいて、
年金が新しい口座に振り込まれるように、年金受給者住所・支払機関変更届や書類の送付先変更届をします。
公共料金や健康保険・介護保険などの引き落とし口座の変更届けも済ませましょう。
これらの、振込・引落ができたのを確認して、ご本人名義の口座を解約します。
健康保険・固定資産税などの郵便類も、後見人に届くように連絡をしておきます。
同じ市役所であっても、部署が違えば別と思っておく方が間違いありません。
生命保険等に対しても、様々なお知らせを見逃さないために連絡先の変更を行っておきます。
そうこうする間に、1ヶ月はあっという間に過ぎていきます。
最初の財産目録が全てのスタートラインとなります。分かる範囲で、でも正確に作成しましょう。
裁判所への提出は、期限に一日遅れたらどうなる?というものではありませんが、
間に合うように頑張ってください。最初のスタートダッシュが肝心です。
司法書士佐井惠子