古家を150万円でリフォームし賃貸物件に!
築年数の古い住宅のリフォームに際して、各部位、各箇所の相応の工事を考慮の上見積もりをし、工事に移ります。
もちろん、古い家の工事になるので大規模なスケルトンからの全面改装工事に関する話です。
その工事の大枠は新しい設備や内外装などの表面的な部分に注目が行きます。
また、補強や耐震、そして断熱などの仕上がってからでは目に見えない部分の工事が重要になりこちらも当然注目に値します。
しかし、設備工事に関しては真新しいキッチンやお風呂などの製品に目が行きがちですが、設置前の環境にも注意を注がなくてはなりません。
例えば電気配線などは今なお碍子引き配線が残っているので配線工事も一から引き直します。
しかし排水管の工事は土の中に埋まっているものをわざわざ掘り返して新しく配管しなおすことせずに、近いところから接続し配管するという場合が多くみられます。つまりメインの既存の排水管は残るということです。
またキッチンが玄関横にある場合、キッチンの排水が建物前の側溝に直接流されている場合が多くみられます。
例えばこんな風にキッチンだけ前に飛び出し、その下から配水管が見えてます。
そのまま地面に入って側溝に流されます。
こちらもそうです。
こちらは浅い側溝に直接流し台から雑排が流されます。
流し台の排水網から逃れた米粒やラーメンの残骸などよく見かけることがあります。
地域によって異なりますが、大阪市内の昔の住宅はこの排水方法がスタンダードだったのです。
ただ、業者によってはリフォーム時にさえこの既存排水管を利用する事例をよく見かけます。
リフォーム後玄関前の側溝にご飯粒が流れていたのでは、これはいたたまれません。
すべての排水を最終升まで流し、本管に流れるような配管工事をしなければなりません。
既存の排水管を掘り起こし、新たな排水管を配管します。
最終升までの配管と各水廻り設備の排水管、給水管を立ち上げ埋め戻します。
このように床下の排水管は目に見えないものですが、床が出来上がってからではもうどうすることもできません。
新しい生活が始まってから、玄関前の溝に残飯が・・・なんて目も当てられません。
古い家こそ排水管の工事はとても大切です。
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