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店舗の2階を住居に!水廻りも新設。

2016年7月14日 公開 / 2016年9月1日更新

テーマ:長屋リフォーム

コラムカテゴリ:住宅・建物

今まで物置や倉庫にしていた店舗の2階を、いろんな事情でどうにか改造して住まいにしようというケースはよくあることですね。あるいは、お店を始めるにあたって、店舗付き住宅の購入を考えた時、その2階を住居として手を入れるという事もよくあるケースです。
お商売をするにあたって、店と住居を別々に持つという考え方はメリット、デメリットについては様々です。
プライバシーの確保や、生活スタイルとしてのオン、オフの使い分けなど、メリット面も多くあります。
しかし、コストの問題や移動の問題など現実的な実利面のデメリットの方が優先され店舗の2階に住まいを確保するというケースが多いというのも現状です。
それぞれのニーズに合わせた生活スタイルの確保が優先されることだと思います。
ではやっぱり2階に住居をといった場合、問題になってくるのが水廻り設備の確保でしょう。
店舗付き住宅の場合は2階に風呂、キッチン、トイレなどの水廻り設備は備えられていますが、古い長屋を店舗として改装している場合など、状況によっては新たに水廻り設備を新設しなければなりません。
そういった場合は1ヵ所にまとめてプランを考えると工事コストのカットにもつながります。


1階が焼肉屋さんで、長い間店舗だけを改装し営業されてこられました。
その間2階は物置状態でしたが、家族構成が夫婦二人になったのを機に、お店の2階で生活することにされました。
長屋特有の4部屋の通し間取りです。
水廻り設備はトイレだけあります。


トイレのある次の間で、しかも外部に面しているこのスペースに水廻り設備を設けます。


洗面台の向かいがキッチン、洗面台の裏側がユニットバスを、脱衣所の奥に洗濯機の設置場所を設けました。
水廻りがすべてこのスペースに収まるので配管工事などの工事コストが抑えられるとともに、生活面でも水廻り設備がまとまっていると生活動線上、効率のいい暮らしが約束されます。


夫婦二人の生活なので通し間取りもプライバシーの問題になりません。
お部屋の雰囲気もすべて白で統一し、清潔感のある、そして開放的な住居へと生まれ変わりました。

お店の2階を住居にするという事は、オンオフの切り替えが難しいかもしれませんが、住居費の削減や、お店への通勤など軽減などメリットもたくさんあります。
水廻り設備の新設の問題さえクリアになれば、あとは内装工事だけなので費用の方も比較的安価に抑えられるのではないでしょうか。

プランに応じて水廻り設備を移設するリフォーム
お風呂を新設するリフォーム
長屋などの古家をリフォームする際の優先すべきポイント
全面まるごとリフォームの考え方とは?

弊社水廻りリフォーム施工例

この記事を書いたプロ

舘慶仁

古家再生・長屋リフォームの専門家

舘慶仁(リフォームワーク)

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