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フローリングの張替えリフォームで中古マンションの住み心地は変わる

2016年3月18日 公開 / 2016年9月21日更新

テーマ:中古マンションリフォームのススメ

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: フローリング 素材フローリング 工事中古マンション 注意点

中古マンションで発生するフローリングの傷みや変な音は気になりますよね。
人間が歩きまわったり、水や汚れにさらされたりするフローリングの傷みは早いです。

中古マンションのリフォームでよく行なわれるフローリングの張り替えについて紹介します。

中古マンションのリフォームで使われるフローリングの種類と選び方

フローリングと聞くと、木を使った床を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、その中でもスギやヒノキといった木から切り出した木材を使用する無垢材、合板や集成材などを利用した複合フローリングなどがあります。

ほかに、フローリングとは少し異なりますが、コルクや畳なども床材です。

室内で多くの面積を占める床に使う床材を張り替えることで、イメージが変わるばかりでなく、歩き心地、足音、肌に触れる感触も変わります。

フローリングをリフォームする際は、それぞれの部屋に合ったものを選ぶことが重要です。
お手入れが簡単で水や汚れに強いフローリングはキッチンや洗面室に、快適で見た目もよいフローリングはリビングに使いましょう。

フローリングで用いられる無垢材と複合材の違いとは

木のフローリングには、無垢材や複合材が使われています。
天然木の一枚板に加工した無垢材のメリットは、保温性や断熱性が高く、調湿作用や静電気を抑制する作用もあります。
また、弾力性が高い無垢材もあり、歩いた時に体への負担が軽減できます。

一方、デメリットは、湿度や温度の変化により、反りや割れなどが発生する場合があります。

例えば、6畳の床を無垢材のフローリングにリフォームする場合の費用は、大体18万円~(材料費は12万円~、工事費用は5万円~、廃材処理費は1万円~)となります。
複合材は、ベースとなる合板と化粧材を貼り合わせたもので、化粧材に表面加工を施すことで、耐水性や汚れ防止、耐傷性などさまざまな機能が加わります。

また、無垢材のように反りや割れなどが発生しづらく、素材や色の種類も豊富な複合材は、部屋に合わせて選べます。


複合フローリング


無垢フローリング

コルク、クッションフロアや畳のメリットとは

コルク樫の樹皮を圧縮して成形した後、粒状にして焼き固めたコルクを用いたフローリングは、耐久性、吸音性、断熱性、弾力性に優れています。
コルクを使ったフローリングは、転倒によるケガを減らし、バタバタと走りまわる音に注意したい高齢者や子供が使う部屋に向いています。

一方、塩化ビニールを用いたクッションフロアは、耐水性、耐汚性に優れ、水を使うキッチンや洗面所などに向いています。
ただ、クッションフロアの中には、耐熱性に劣るものがありますので、注意して選びましょう。

昔からあるお馴染みの床材・畳ですが、稲わらを使った本畳や、天然木質繊維やポリスチレンフォーム板を使った畳があります。

また、表面に和紙、麻など使った畳もあり、カラーバリエーションも豊富になりました。
6畳の床をコルクのフローリングに張り替える場合の費用は大体12~18万円、クッションフロアのフローリングに張り替える場合の費用は5~10万円、畳床に張り替える場合の費用は8~12万円となります。

※上記費用等はあくまでも目安です。

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この記事を書いたプロ

舘慶仁

古家再生・長屋リフォームの専門家

舘慶仁(リフォームワーク)

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