町屋リフォームの基本的な間取り事例。
町屋の購入時には劣化と耐震性に注意しなければなりません。
町屋の耐震性や劣化状況を正確に把握するためには、専門家による住宅診断や耐震診断が必要な場合もあります。
町屋の住宅を購入する際の劣化の確認について
町屋の住宅の劣化を早める原因の一つに、雨漏りがあります。
屋根に施してある防水や、瓦などの下葺の防水シートが劣化すると雨漏りが発生します。
一方、町屋の隣の住宅を取り壊した後に、住宅があった場所に面した壁にモルタルを塗ることがあります。
町屋など古い木造住宅は、木組みならではの柔軟性と粘り強さを持っていて、揺れて元に戻るといった特性があるため、妻側(建物の側面)に塗られたモルタルはひび割れが入ることが多く、ひび割れから雨水などが浸入することがあります。
屋根や壁から侵入した雨水は、住宅の柱をはじめ、梁、桁といった構造材に影響を及ぼし、水分を含んだ構造材は腐食する恐れがあります。
また、水分を含んだ構造材は、シロアリの食害に遭うことも多く、最悪倒壊の危険も出てきます。
一方、雨水の侵入により、室内に水分が多くなると湿度が上がり、カビが大量発生する可能性も出てきます。
室内にカビが多くなると、カビの胞子が多量に室内に飛び交うことになり、カビの胞子を吸ってしまいアレルギー性の疾患を引き起こすこともあります。
町屋の住宅を購入する際の専門家による住宅診断について
ご紹介した町屋の劣化は、建築物について知識がない方が見ても発見できないことがあります。
また、劣化の進行度合いは個々の町屋の住宅を取り巻く環境や施工方法によって異なりますので、古いから劣化が進んでいるとも限りません。
このようなことから、町屋を購入する際は専門家による住宅診断がおすすめです。
町屋を購入した後に予期せぬ修繕で、コストがかかることは避けたいものです。
専門家による中古住宅の住宅診断は、近年急速に行われるようになり、住宅検査やホームインスペクションとも呼ばれています。
町屋を扱う不動産仲介業者は建物を診断する能力がない場合もあります。
専門家による住宅診断は、6~15万円程度の費用がかかりますが、高額で購入することもある町屋の住宅ですから、必要経費と考えれば惜しくないと思います。
町屋の住宅を購入する際の耐震性能について
第二次世界大戦の戦火から逃れた古い町屋の住宅も多く、昭和25年の建築基準法制定前に建築されたものも珍しくありません。
阪神淡路大震災や東日本大震災を経験した私たちにとっては、地震の際、住宅は命を守るものであって欲しいと願うばかりです。
築年数が古い町屋の建屋であっても、極端に耐震性が低いとは限りませんが、心配な方は購入前に耐震診断について役所に相談すれば、設計事務所を紹介してくれる場合があります。
耐震診断では、建築士が耐震診断マニュアルに基づき診断を行い、診断結果をもとに耐震計画を考えます。その耐震計画に基づき、耐震施工を施します。
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