本当に必要か?もう一度よく考えたい屋根裏収納や床下収納の必要性の是非

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:室内リフォーム

リフォームをする際、収納をたくさん儲けたいと考えるのはよくわかります。
特に家の面積には限りがあるので、室内に収納スペースが十分確保できない場合は、屋根裏や床下などのデッドスペースに目が向くことになります。
屋根裏収納には天井裏を利用した収納と、天井の高さを利用したロフト収納があります。いずれも「天井高1.4m以下、広さはすぐ下の階の床面積の2分の1以下」と定められているので、建物面積や、屋根形状によっては思ったほど収納スペースが確保できないこともあります。



収納へのアクセスに梯子を使う場合がほとんどですが、梯子の設置が面倒ですし、物を運ぶには傾斜が急で危険です。
結果、梯子を使って物を頻繁に出し入れしにくい状況は、不用品置き場となり収納としては十分活用しきれない状態になってしまうのも一つの実例です。



そういう状況が予測できるのなら、むしろ屋根裏は収納にせず、勾配天井を活かした吹き抜けにして広がりを生むことも一案です。天井が高くて開放的な空間を日々感じられる方が、より快適に過ごせるかもしれません。

一方床下収納はというと、60㎝程度の蓋付きボックスのものが一般的ですが、かがんで物を取り出すのが大変で、あまり機能的ではありません。和室の畳下収納もよく見られますが、湿気がこもりがちなのが気になるところです。



「使いづらい・アクセスしづらい」収納はいずれ使うのが億劫になるかもしれません。わざわざお金をかけて死蔵品を増やすくらいなら、物の取捨選択をして暮らしに則した量に減らすことも必要です。
リフォームを機に断捨離を実行し、すっきりとした暮らしを目指していきましょう。

弊社施工例

お問い合わせ 電話:0120-41-5858  Eメール:info@r-work.jp 舘まで
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舘慶仁
専門家

舘慶仁(リフォームアドバイザー)

リフォームワーク

長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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