面接辞退になる原因は応募者だけが理由ではありません

真田直和

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テーマ:人事制度

エン・ジャパン株式会社が『エン転職』上で、ユーザーを対象に「面接辞退」についてアンケートを実施し、その結果を公表しました。
7,206名から得た回答をまとめたものだということです。

調査結果のポイント


転職活動の面接を辞退したことがあると回答した人は全体の約3割になります。

その辞退の理由は以下のようです。
・応募後に再考し、希望と異なると判断したため 46%
・ネット上で良くない評判やウワサを知ったため 31%
・他社で選考が進んだ・内定を得たため     31%
・応募先企業で働く自信がなくなったため    15%
・応募先企業の対応が悪かったため       14%
・面接のスケジュール調整ができなかったため  14%
・現在の仕事が忙しくなったため        10%
・面接の連絡が遅かったため           9%
・面接に行くのが面倒になったため        4%
・その他                    8%

注目すべきポイント


「応募後に再考し、希望と異なると判断したため」や「応募先企業の対応が悪かったため」が上位ありますが、これらは「ネット上で良くない評判やウワサを知ったため」と関連します。

今、新卒をはじめ多くの求職者がネットで仕事を探します。
ネットには企業に対してのさまざまコメントがあります。
このコメントの元の多くの応募した方や元従業員です。

このコメントを他に例えるとネット社会において商品を購入するとき、クチコミを見ると思います。
クチコミはユーザーの生の声です。

求職も例外ではありません。
求職者はこれから応募する企業の情報を簡単に手に入れることができます。
この場合、クチコミを投稿するのはその企業にかかわった元社員や応募者です。

すべてが正しいとは思いません。
しかし、クチコミ情報を分析して企業としての対応を検討する必要があると思います。

調査結果の詳細は下記でご覧いただけます。
https://c.bme.jp/91/266/6000/88105

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真田直和(特定社会保険労務士)

真田直和社会保険労務士事務所

解雇、残業、労働時間など「人」に関する労務問題を4万件以上解決。また、大企業から中小企業まで幅広い業種の人事評価制度設計のコンサルティング実績も豊富です。

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