テレワークでみえること

真田直和

真田直和

テーマ:人事制度

コロナによる自粛でテレワークを導入した企業様は多いのではないでしょうか。

会社で在宅勤務が認められ、直近3週間で週に1日以上在宅勤務をしている方へのアンケートでは、次のような意見が多いようです。(BIGLOBE「在宅勤務に関する意識調査」)

1.在宅勤務をしてよかったと思うことは?
・ウイルス感染リスクを防げる 63.8%
・通勤ストレスがなく時間を活用できる 63.7%
・オフィスより家のほうが仕事に集中できる 29.4%
・無駄話や不要な打ち合わせがなくなった 28.1%
・気力や体力的な余裕ができた 22.8%
・家族との時間を長く持てるようになった 22.1%

2.在宅勤務で難しいと思ったことやストレスに感じたことは?
・事務仕事をするための部屋や机、椅子がない 29.3%
・個人情報を社外で扱えない 23.8%
・伝票や請求書などオフラインの処理が必要 21.3%
・集中力が続かない 21.1%

一長一短があるようです。

では、企業側ではどうでしょうか?
よくお聞きするのは「仕事しているかわからない。生産性が低くなった。評価しづらい」など、マイナス面が多くピックアップされています。

コロナという突然の天災?に、準備する時間もないままテレワークを導入することになった企業様も多いと思います。
そのため、テレワーク中の業務管理に頭を悩ませる経営者様、管理職の方は多いはずです。

その悩みを解決するために、管理を円滑に行えるクラウドサービスも販売されています。
しかし、ポイントは業務管理なのでしょうか。
従来、デスクを並べてコミュニケーションが取れる、また業務の様子を目視できる環境での仕事の割り振りのままでは、テレワークになると業務をみることはできません。

見えない状態でも仕事を進めてもらうためには、仕事の割り振り方、もっと言えばその仕事の達成レベルを具体的に示すこと重要です。
曖昧な仕事の達成レベルではなく工数や仕事の完成の形をしっかり示すことで、業務の進捗を見ることができます。そして、その達成レベルで評価もできます。

仕組みも重要ですが、この機会に仕事の棚卸しを行ってその担当する仕事の達成レベルを具体的にしてみてはいかがでしょう。

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真田直和
専門家

真田直和(特定社会保険労務士)

真田直和社会保険労務士事務所

解雇、残業、労働時間など「人」に関する労務問題を4万件以上解決。また、大企業から中小企業まで幅広い業種の人事評価制度設計のコンサルティング実績も豊富です。

真田直和プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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