2021年3月からマイナンバーカードが健康保険証に!

神野沙樹

神野沙樹

テーマ:社会保険に関すること



「マイナンバーカードが健康保険証になる」というニュースや通知を見かけることが増えてきました。

しかし、実際のところ便利なの?手続き大変そう・・・など、

わかりづらい点もあると思いますので、今回はマイナンバーカードを健康保険証として使う手続きや、人事担当者としてのメリットなどをご紹介します。


マイナンバーカードが健康保険証になるとはどういうこと?


マイナンバーカードを健康保険証として使えることについて、ポイントをまとめてみました。

1.マイナンバーカード(紙のカードではなく、ICチップの入ったカードです)を病院の窓口にあるカードリーダーにかざせば「健康保険証」として使えるようになります。

2.対応は、2021年3月から予定されています

3.カードリーダーのある病院でしか使えませんので、すべての病院で使えるわけではありません

4.健康保険証として使うには、事前の登録が必要です

5.もし、病院に行くときにマイナンバーカードを忘れたときは「健康保険証」を見せてもOKです

6.勤める会社が変わったり、会社勤めから自営業に変わった場合も、マイナンバーカードの差し替えなど、特に変更はありません

7.医療費控除を受ける場合は手続きが簡単になります

8.同意すれば「おくすり手帳」代わりにもなります


健康保険証として使うには「事前の登録」が必要(体験談)


マイナンバーカードを持っていけば病院で「健康保険証」として使えるのかと思いきや、「事前の登録」が必要とのことで、実際に行ってみました。

登録は、「スマホ」が簡単です。
(もしパソコンで行う場合は、カードリーダーが要ります)

1.スマホにマイナポータルのアプリをダウンロードする


2.「健康保険証 利用申込」のボタンを押す


3.マイナンバーカード発行時に「登録した4桁のパスワード」を入れる


4.マイナンバーカードに、スマホをかざす


5.完了



人事担当者目線で見た「マイナンバー保険証」のメリット


人事担当者から見ると、「勤務先が変わっても、同じマイナンバーカードが使える」という点は大きなメリットです。

というのも、「入社した」「退職した(転職した)」というとき、健康保険の手続きをしますが、保険証が出来上がるまでは日数がかかることがあります。

ですから、場合によっては「病院に行きたいけれどいつくらいにできるの?」という問い合わせがあったり、
「資格取得中の証明書」つまり、「いま手続き中ですがこの社員はウチの会社に入っています」といった書類を求められます。

でも、マイナンバーカードがあれば、そのまま使うことができますし、証明書を出す必要もありません。

もちろん、マイナンバーカードを健康保険証として使うかどうかは、個人の自由ですから無理強いはできませんが、人事担当者としては使っておいてもらえると便利だなと思います。

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神野沙樹
専門家

神野沙樹(社会保険労務士)

株式会社Niesul(ニースル社労士事務所併設)

経営者様、社員のみなさん自身による「就業規則」や「評価制度」づくりをサポートする社会保険労務士。第三者の立場として「制度づくり+人づくり」を促し、真にイキイキとした職場づくりを提案します。

神野沙樹プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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