世界一わかりやすい「かんたん就業規則解説」~就業規則に記載すべき内容とは
本日、就業規則を作ろうかと考えられている企業様に訪問しました。
すると、こんなことを尋ねられました。
「就業規則を作った方がいいか迷っているんだけど、今特に問題も起きてないし、何か作るメリットはあるのでしょうか?」
さて、就業規則は何のためにあるのでしょうか…。
この質問に対して、私なりの考えは持っています。
ただ、実はKESで就業規則を作るときにまず行うワークがあります。
それは、
「就業規則(言い換えれば職場のルール)って必要でしょうか?
もしも、必要だと思うなら、なぜ必要なのでしょうか?」というお題を出します。
そして、付箋に思いつく限り書いていただきます。
そのうえで、一枚の紙にまとめます。
(載せている写真は、実際に行ったワークで出来上がったものです。)
ある企業では、社長と1対1で。
ある企業では、社長と幹部の方、計4名で。
ある企業では、役員とは別に、課長クラスの方で、
こんなワークをしました。
社長と1対1で行った企業も、その後社員の方にも同じワークをしてもらいました。
このワークの何がいいかと言うと、ワークをすることで
「もし、ルールが無かったら、会社ってどうなるんだろう?」
「ウチの会社にとって、なんで就業規則が必要なんだろう?」と考えます。
もしも、私たち社労士と社長「だけ」で作成して、単純に「明日からこれで行きます」と言われたら、社員はどうでしょう。
その提示されたルールに興味を持つでしょうか。
答えはNOだと思います。
もちろん、労働条件等、社長と決めるべき点は、社長と決めます。
しかし、「なぜ職場にルールが必要なのか?」「どんなルールだと働きやすいのか?」と言うことは、社員のかたも含めて考えたらいいと思うのです。
さて長くなりましたが、もう一度同じ質問をします。
御社にとって、就業規則は何のために必要なのでしょうか?
答えは各社いろいろあります。
ただ一つ言えることは、就業規則を作るということが最終ゴールではないということ。
あくまでもゴールは、就業規則を作る中で、「働く意味」や「自分が行っている仕事の意義」「仲間の意味」そんなことを考えるきっかけを作ることではないかと思っています。
また次回以降、あらためて、就業規則を作成するときに実施するワークなど、この更新情報でお伝えしていこうと思います。
それでは!
今日も、よい出会いに感謝です!
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【リンク】
KESの就業規則づくり