なぜ睡眠教育を企業研修や教育の現場に導入しないのか?

お盆休み真っ只中のみなさん。
「仕事も休みだし、休みの間くらい夜更かししてもいいかな」
そんな気分の方も多いのではないでしょうか。
いつもより遅くまでテレビやスマホを見たり、
朝は目覚ましをかけずにゆっくり寝たり。
せっかくのお休みです。
時間を気にせず、のんびり過ごしたいですよね。
でも、ちょっと待って!
お盆休みの間に夜更かしと朝寝坊が続くと、休み明けに、
「朝、起きられない」
「一日中眠い」
「体がだるい」
「仕事に集中できない」
「夜になっても眠くならない」
そんな状態になることがあります。
せっかく休んだのに、
仕事が始まった途端にぐったり。
これは単なる「休み疲れ」だけではありません。
私たちの体には「時間」があります
私たちの体には、1日のリズムをつくる「体内時計」があります。
朝になれば目を覚まし、
昼間は活動し、
夜になると自然に眠る準備をする。
私たちは毎日、このリズムの中で生活しています。
ところがお盆休みに、
夜更かしをする
↓
朝遅くまで寝る
↓
朝の光を浴びる時間も遅くなる
↓
夜になっても眠くならない
↓
また夜更かしする
という生活が続くと、
普段の生活時間と体のリズムにズレが生まれます。
「数日くらいだから大丈夫」
そう思いますよね。
でも、普段7時に起きている人が、
休み中は10時、11時まで眠る。
これが何日も続いたあと、休み明けに突然、
「明日から6時半に起きよう!」
としても、体はスイッチのようには切り替わりません。
生活時間が大きくズレると、日本にいながら時差ボケのような状態になることがあります。
休日の寝だめなどで体内時計とのズレが生じることは「数日くらいだから大丈夫」とも呼ばれています。
朝、目が覚めにくい。
まだ眠い。
体が重い。
頭がぼんやりする。
そんな休み明けになってしまうことがあります。
だからといって「たくさん寝ておけば大丈夫」ではありません
お休みの日に長く眠ること自体が悪いわけではありません。
普段の睡眠時間が足りていなければ、
体が睡眠を求めて長く眠ることもあります。
ただ、
「平日は寝不足」
「休日は昼近くまで眠る」
「日曜日の夜になると眠れない」
「月曜日の朝がつらい」
こんな状態を繰り返しているなら、
睡眠時間だけでなく、生活リズムにも目を向けてみてください。
大切なのは、 何時間寝たかだけではなく、 いつ眠り、いつ起きているか。
睡眠は、夜だけを整えればいいものではありません。
お盆休み中も「朝」を大きくずらしすぎない
お休みだからといって、
毎日きっちり同じ時間に起きなければならない。
そんな話ではありません。
たまには、ゆっくり寝たい日もあります。
ただ、休みのたびに起きる時間が何時間も遅くなると、
元の生活リズムへ戻すのがつらくなります。
そこで意識してほしいのが、朝。
できれば普段の起床時間から大きくずらしすぎず、
起きたらカーテンを開けて朝の光を浴び、朝食をとる。
そして、日中は少し体を動かして過ごしてください。
どうしても眠気が強いときは、日中に長時間眠ってしまわないように注意しましょう。
長い昼寝は夜の睡眠を妨げることがあります。
そして、お盆休みの後半からは、
少しずつ普段の生活時間へ戻していきましょう。
「休み最終日の夜だけ早く寝れば大丈夫」
と思いがちですが、
眠くないのに早く布団に入っても、なかなか眠れないことがあります。
だからこそ、
夜だけではなく朝から整えることが大切なのです。
眠りの準備は、朝から始まっています
睡眠についてお話ししていると、
「夜、何をしたら眠れますか?」
と、よく質問されます。
もちろん、寝る前の過ごし方も大切です。
でも、それだけではありません。
朝、何時に起きたのか。
朝の光を浴びたのか。
朝食を食べたのか。
日中どのくらい活動したのか。
そして夜は、
明るすぎる照明やスマートフォンの光を浴び続けていないか。
夕方以降にカフェインをとりすぎていないか。
こうした朝から夜までの1日の過ごし方が、夜の眠りにつながっています。
朝〜日中の光は睡眠・覚醒リズムを整え、夜の強い光は入眠を妨げる可能性があります。
また、夕方以降のカフェインは控えめにすることが勧められています。
「なぜ朝の光が大切なの?」「なぜ夜のスマートフォンが眠りに影響するの?」
睡眠のしくみをもう少し詳しく知りたい方は、こちらのコラムもぜひご覧ください。
「眠れない人だけの話ではない 『なぜ眠るのか』を知ることが、
だから私は、
「眠りの準備は、朝から始まる」とお伝えしています。
今年のお盆休み。
夜更かしを絶対にしてはいけない、という話ではありません。
せっかくのお休みですから、
楽しむことも大切です。
ただ、
「休み明けの自分がつらくならない程度に、生活時間を大きくずらしすぎない」
これを少しだけ意識してみてください。
自分の睡眠を、もう少し知ってみたい方へ
「何時間眠ればいいの?」
「休日はどのくらい寝てもいい?」
「夜中に目が覚めるのはなぜ?」
「朝すっきり起きられないのはなぜ?」
睡眠には、
知っているようで知らないことがたくさんあります。
以前のコラムでも、お盆休みの「寝だめ」と体内時計の関係について詳しくご紹介しています。
「お盆休み・夏季休暇の寝だめは逆効果?睡眠不足の真実」
毎月開催している少人数の睡眠講座では、
眠り方のコツだけではなく、
睡眠のしくみから、わかりやすくお伝えしています。
自分の眠りを知り、
毎日の生活の中でできることを一緒に見つけていきます。
現在募集中の睡眠講座については、講座案内をご覧ください。
https://mbp-japan.com/osaka/inshou-higuchi-mari/column/5228979/
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