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前回のコラム
不動産屋選びは担当者選びである
について「イヤイヤ、そんなこと言っても大手不動産会社の方が安心感がありますよ」という意見が多いのは理解しておりますので、私がオンライン相談やインスタライブで直接お話を伺った“担当者選びで失敗した”お客様からの声をここに2つ事例として挙げさせていただきます。もし今、物件選びをされていて当てはまるようなことがあれば注意していただければとおもいます。
1.大手不動産会社だから教育もしっかりしているだろうと安心していたのに、、、、、、
数年前、私は大手不動産会社にて新しい住居を探していました。当時の私は、大手不動産会社だから教育もしっかりしているだろうから安心して、相性の良い担当者を選びました。初めの数回の物件見学もスムーズに進み、担当者との相性も良く感じました。
しかし、話が進むにつれて、担当者の態度に変化が現れ始めました。物件に関する情報を隠したり、私たちの質問に適当な返答しかしなかったり、担当者の提案に納得がいかないことが増えていきました。
さらに、物件契約書の内容についても説明不足で、私たちは契約の内容について納得がいかず、担当者に詳細を尋ねたところ、担当者は嘘をついていたことが分かりました。このような状況になり、私たちはこの担当者が信用できないと判断するに至りました。
しかし、私たちは既に契約を進めていたため、他の担当者に変更をお願いすることができませんでした。そのため、担当者に対して厳しい目を持って接するようになりました。すると、担当者はさらに嘘をついたり、物件の状況を隠したりするようになり、私たちはますますこの担当者を信用できなくなっていきました。
結局、私たちはこの担当者との関係を解消し、他の担当者に変更することにしました。しかし、このエピソードから、大手不動産会社でも担当者の信頼性は担当者次第であるということが分かりました。また、担当者の信頼性は初めからではなく、話が進展していく中で見えてくることがあるということも分かりました。
不動産物件の内見や契約手続きにあたり、他の担当者との比較をしてみると、担当者の説明には明らかに不正確な点が多く、プロとしての知識や情報提供力に欠けていることがわかりました。また、物件の状況や問題点についても正直に伝えてくれないまま、隠そうとする態度が見られました。
そこで私たちは、このままではこの担当者と契約を続けることはできないと判断し、他の担当者に変更することにしました。この担当者とは最終的に契約をしなかったため、本来ならば不動産会社に支払うはずだった仲介手数料も発生しませんでした。
この経験から、大手不動産会社であっても、担当者の質はばらつきがあることを実感しました。また、相性や人間関係の良し悪しは大事ですが、それだけではなく、プロとしての知識や情報提供力、正確な情報提供など、担当者の専門性も重要であることを再認識しました。
2. 相性が良いと思っていた担当者だったが話が進展していくと、、、、、
私はある不動産屋に物件の仲介を依頼しました。最初に担当者と会ったときは、とても親切で丁寧に対応してくれました。しかし、物件の調査や契約書の作成などを進めていくにつれて、担当者の言動に疑問を感じるようになりました。
まず、物件の調査について、担当者は自分で現地調査をするのではなく、インターネット上の情報や他の不動産業者から聞いた情報を鵜呑みにしているようでした。また、物件の契約書についても、担当者が不明確な点を説明することなく、適当な文章で済ませようとしているような感じがありました。
そして、最大の問題は、担当者の対応の遅さや、やりとりが不十分であることでした。何度も電話やメールで連絡をしても、返信が遅れたり、不十分な回答しかもらえなかったりして、ストレスを感じることが多かったです。また、物件の調査や手続きの遅れもあり、スムーズな取引ができなかったこともありました。
1.のエピソードから、大手不動産会社でも担当者の信頼性は担当者次第であるということが分かりますね。大手であっても、担当者を選ぶ際には注意が必要です。
2.のエピソードでは、物件の調査や手続きに対して適切な対応がなされていないことや、やりとりが不十分であることが不信感を生んだ原因ですね。不動産取引においては、担当者との相性も大切ですが、適切な手続きや対応も重要なポイントであることを忘れずに注意する必要がりますね。
“担当者選びで失敗した”という方とは逆で“相性で担当者を選んで良かった理由”のエピソードと、信用できると感じた根拠、についても話を聞く機会がありましたのでそのエピソードもご覧ください。
番外編:相性で担当者を選んで良かった理由
私が選んだ不動産屋は、大手不動産会社の中でも評判が良く、地元密着型のサービスを提供しているということでした。初めて会った担当者は、とてもフレンドリーで親切に接してくれました。物件を案内してくれる際には、細かな説明をしてくれるだけでなく、私たちに合わせた物件を選んでくれました。
また、担当者は私たちの予算や条件をしっかりと把握し、それに合った物件を提案してくれました。しかも、物件を見る前には必ず現地の地理情報や周辺の情報を調べ、物件の良し悪しを客観的に判断していました。このように、私たちのニーズに合わせた的確なアドバイスをしてくれたことが、信用できると感じた根拠です。
また、物件を見る際には、担当者が何気ない会話を通じて私たちの趣味や嗜好を把握し、それに合った物件を紹介してくれたことも印象的でした。私たちが求めていたのは、静かな環境であることでしたが、担当者が私たちの趣味やライフスタイルを聞き出して、それに合わせた物件を提案してくれたことが、私たちとの相性が良いと感じた判断基準となりました。
以上のように、担当者との相性が良いかどうかを判断するためには、自分たちの希望や条件を正確に伝えることが大切であり、担当者がそれに応えられるかどうかを確認する必要がありますよね。
これら話をまとめると
担当者との相性が良いかどうかは非常に重要な要素の1つで、担当者との相性が悪いと自分たちの希望や条件を伝えたとしても、うまく理解してもらえず、スムーズな不動産取引ができなくなる可能性はあります。そのため、担当者との相性を判断するために、自分たちの希望や条件を正確に伝えることが非常に重要です。
また、担当者が自分たちの希望や条件に応えられるかどうかを確認する必要があります。このようにして、自分たちの希望や条件に応えてくれる担当者と出会うことができれば、よりスムーズで効率的な不動産取引ができるようになります。例えば、予算や希望する立地条件、希望する間取りや設備などを明確に伝えることで、担当者が自分たちのニーズを正確に把握し、それに応えるために最適な物件を紹介してくれる可能性が高まります。
さらに、自分たちの希望や条件を正確に伝えることで、担当者が不動産取引に関する正確なアドバイスを提供することができます。例えば、希望する物件の条件に合わない場合には、その理由や代替案を提案してくれるかどうかが重要です。このように、正確な情報を提供することで、担当者との信頼関係を築くことができ、よりスムーズかつ円滑な不動産取引ができるようになります。担当者にお任せするだけではなくわからないことをどんどん確認することが失敗する可能性を下げることに繋がります。