Mybestpro Members

馬場孝夫プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

ERP市場は堅調な伸びを示しているようだ

馬場孝夫

馬場孝夫

テーマ:経営戦略

ERP、すなわち統合型業務ソフトウエアは、企業内の業務プロセスを横断的に統合したソフトウエアであり、企業経営のIT化を推進する中核のシステムです。このようなソフトウエアには、自社開発の専用システムと、標準業務をパッケージ化した市販パッケージシステムがあります。後者の代表選手は、ドイツ企業のSAPで、このような名前はどこかで聞いたことがあるでしょう。

もう1990年代末から、企業経営の効率化には、このようなITシステムの導入が不可欠とされてきましたが、高額であること、機能が欧米流で、日本の業務には必ずしもマッチしない事等から、その導入は進んできませんでした。

しかしながら、ソフトウエア技術、ネットワーク技術、コンピュータ能力の進歩から、かなり実用に耐えるシステムになってきたようです。私が関与している会社でも、2、3年前にERPの導入プロジェクトが始まり、苦労の末、使えるシステムになっているようです。

矢野経済の調査報告書によれば、ERP市場は、昨年、1,053億3,000万円、伸び率7.4%で堅調。今年も、6.7%の伸びが予想されているとの事。導入対象も、大企業のみならず、中堅、中小にも波及しているようです。

ERP市場動向に関する調査結果 2014

このような経営のIT化は、欧米企業が先行していましたが、ようやく日本も追いついてきました。このようなプラットフォームを最大限活用して、日本企業も筋肉質の経営体質になってほしいものです。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

馬場孝夫
専門家

馬場孝夫(技術経営コンサルタント)

ティーベイション株式会社

長年の研究開発経験により、世界の技術開発の潮流が見えます。また、企業経験に裏打ちされた経営知識は、技術経営コンサルティングの強力な武器となっています。

馬場孝夫プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

企業で「技術」と「経営」の融合を進める専門家

馬場孝夫プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼