KNOW-MAの開発動機 (その3)
クラウドソーシング型技術開発プロジェクト支援サービス ”KNOW-MA”の使い方についての続きです。
KNOW-MAの特徴に、プロジェクト室があります。
これは、案件ごとに、関心を待つメンバが集まったら、設置できる、いわば貸会議室です。
この会議室には、特定の案件の掲載者、それに興味を持つ登録者しか入室できません。
例えば、案件登録者が、ある技術を募集する企業であった場合、この企業がプロジェクト室のオーナになり、その技術を提供するメンバ、および、これらのマッチングを仲介するコーディネータ(プロジェクト支援者)の3者のみが、このプロジェクト室員になれます。
このようにプロジェクト室が開設されると、プロジェクトメンバのみしか入室できないため、この中で、より詳細な交渉が可能となります。例えば、話を進めるために、お互いに秘密保持契約を交わしましょう、といった会話が、この部屋で行えます。当然、実名をだして交渉をするめる事ができます。もちろん、匿名のまま、前段階の交渉を進めたい場合は、それも、プロジェクトメンバの自由です。
プロジェクト室の中は、掲示板が設置されており、図表や文書ファイルのアップロードも可能となっています。
そして、どんな規模であれ、プロジェクトが終了すると、オーナがプロジェクト終了をKNOW-MAに通知することで、そのプロジェクト室が閉鎖され、内容はすべて削除される仕掛けになっています。
このように、KNOW-MAでは、匿名での交渉、実名での交渉等、情報の機密性の保護を、段階的に設けることによって、よりこのような交渉がしやすい環境を提供しています。
尚、KNOW-MA全体の機密性を担保するために、インターネット上の通信は、商用のクレジット決済サイト等で使われている暗号化通信(SSL通信)を採用しています。