不動産の調査は、「道路に始まり、道路で終わる!」
ローン特約2つの種類
解除条件型と解除権留保型
ローン特約には、次の2つの種類があります。
①ローン不成立の場合には、売買契約は自動的に解除となるもの。これを、「解除条件型」といいます。
②ローン不成立の場合は、買主は売買契約を解除することができるとするもの。これを、「解除権留保型」といいます。
①の場合はローン不成立の場合に、その売買契約はなんら意思表示をしなくても自動的に解除され、その効力はなくなります。
②の場合はローンが不成立の場合でも、それだけでは契約の効力はなくならず、あらかじめ定めた期限までに、売主に対してローン不成立を理由に売買契約を解除する旨の通知をして、はじめて売買契約の効力がなくなります。
ローン特約を①・②どちらのタイプにするかは当事者の自由となりますが、上記のように①のタイプでは解除通知は不要ですが、②のタイプでは解除通知を忘れるとローン特約が利用できなくなります。
そこで媒介業者は、媒介する契約のローン特約がどのタイプかを明確に把握する必要があります。特に②のタイプはローンが不成立になりそうな場合には、解除期限までに解除する手続きをするよう注意しなければいけません。
②の場合、解除期限を1日でも過ぎると、ローン特約を利用した解除ができなくなり、買主は手付金等の返還を求めることができなくなる場合もあります。
このように、特約によってはタイプも違い、対応も変わってきます。
実務では①解除条件型がほとんどです。
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