大人ピアノ指導法:教室宣伝法:「避けたいチラシパターン」

光畑浩美

光畑浩美

テーマ:講師の養成/大人ピアノ指導法

反応のあるチラシ作りで最も大切なこと 簡潔さと流れ、そして避けたい5つのパターン




1枚のチラシを作成する際、
最も気をつけたい点は何でしょうか。

私は、それは 「簡潔さ」と「流れ」
尽きると考えています。

どれほど良い内容が書かれていても、
ひと目で伝わらなければ、
相手の心には届きません。

チラシは、限られた時間の中で手に取られ、
見られ、判断されるものです。

だからこそ、
情報を詰め込みすぎず、
自然な流れで伝わることがとても大切なのです。

今回はまず、避けたいチラシのパターンを5つ、
続いて シニア向けチラシで特に重要なポイント を5つ、ご紹介いたします。

まず避けたいチラシの5つのパターン




1.「子どもから大人まで」という表現


子どもから大人まで」という表現一見、
対象が広くて良さそうに思えますが、
実は最も注意したい表現の一つです。

「子どもから大人まで親切丁寧に教えます」と書かれていても、
誰のためのチラシなのかがぼやけてしまいます。

チラシは、
不特定多数に向けたもののようでいて、
実際には**“あなたのためのものです”と
伝えるラブレターのような存在**です。

「皆さまが大好きです」よりも、
「あなたが大好きです」のほうが心に響くのと同じです。

つまり、“あなたにぴったりです”と伝わること
が大切なのです。

ですから、
「子どもから大人まで」という曖昧な表現は、
できるだけ避けたほうがよいでしょう。


2.絵やイラストが主張しすぎている


イラストや写真は、
内容をわかりやすくするためには有効です。

しかし、
それ自体が強く主張しすぎると
、かえって本来伝えたい内容が埋もれてしまいます。

チラシは“見せる”ためではなく、
“伝える”ためのものです。

視線を引くことと、
情報が届くことは別です。

絵や装飾が前に出すぎていないか、
常に確認したいところです。


3.タイトルや文字が小さい


タイトルが小さい、
あるいは全体的に文字が小さいチラシは、
それだけで興味を失われやすくなります。

せっかく内容が良くても、
まず目に入らなければ意味がありません。

特にチラシは、
じっくり読まれる前に「読むかどうか」が判断されます。

その入り口となるタイトルは、
しっかりと目立たせることが必要です。


4.内容を詰め込みすぎている


伝えたいことが多いと、
ついあれもこれも入れたくなってしまいます。

けれども、
情報量が多すぎるチラシは、
かえって読みにくくなります。

チラシには、いわゆる**「3秒の原則」** があります。

ぱっと見た瞬間に、
「何の案内なのか」「自分に関係があるのか」が伝わらなければ、
反応にはつながりにくいのです。

だからこそ、余白も情報の一部として捉え、すっきり見せる工夫が必要です。

5.グラフィック効果や光沢紙を使いすぎる


ご自身でパワーポイントやワードなどを使って作成される際、
3D風の装飾や派手なグラフィック効果を使いたくなることがあります。

けれども、
実際にはそのような加工が、
見やすさを損なってしまうことも少なくありません。

また、光沢紙も一見きれいに見えますが
掲示板などに貼った場合、
光が反射して非常に見にくくなることがあります。

人は真正面からだけでなく、
横からもチラシを見ます。

すると、ツヤのある紙は光ってしまい、
文字が読みにくくなるのです。

さらに、光沢の強い紙は、
場合によっては落ち着きのない印象を与えることもあります。

使うのであれば、
光沢紙よりもマットコート紙 のほうが、
見やすく上品に仕上がるでしょう。

シニア向けチラシで特に大切にしたい5つのポイント




1.「気持ちは若い」という前提で考える

シニア向けのチラシであっても、
「高齢者向け」「シニア向け」といった言葉を強調しすぎると、
かえって反応が鈍くなることがあります。

多くの方は、
年齢よりも若々しいイメージの商品やサービスに惹かれる傾向があります。

たとえば
70代の方には60代くらいを感じさせるトーン、
80代の方には70代くらいを感じさせるイメージのほうが、
自然に受け入れられやすい場合があります。

大切なのは、「年齢を強調すること」ではなく、
その方の気持ちに寄り添うことです。



2.わかりやすさが何より大切


わかりやすさが何より大切は当然のようでいて、
実際に作るとなると難しい点でもあります。

伝えたいことが多くなるほど、
説明を盛り込みすぎてしまい、
結果としてわかりにくくなってしまうのです。

チラシは、見た瞬間に内容が伝わることが大切です。

何を案内しているのか、
誰に向けたものなのか、
どんな魅力があるのか。

それが一目で伝わる構成を目指したいものです。



3.文字は「読みやすい大きさ」で


文字は「読みやすい大きさ」での見やすさは非常に重要です。

しかも、これは一律ではありません。

手渡しするチラシと、掲示板に貼るチラシでは、
適した文字サイズが異なります。

掲示板のチラシは、
少し離れた場所から見られることが多いため、
より大きく、はっきりした文字が必要になります。

また、対象が70代か80代かによっても、
読みやすいと感じる大きさには差が出てきます。

女性に好まれやすいデザインと、
男性に見やすいデザインも異なることがあります。

なお、縦書きのほうが反応が良いという話もありますが、
掲示板ではA4縦型で貼られることが多いため、
レイアウト上、横書きのほうが使いやすい場合もあります。

配布方法に応じて考えることが大切です。



4.色使いは「わかりやすく


目立たせようとして色紙を使うことがありますが、
場合によっては見にくくなってしまうことがあります。

特に中高年世代に向ける場合、
背景色と文字色のコントラストはとても重要です。

たとえば、
グレーの紙に黒い文字では読みにくくなります。

やはり基本は、
白い紙に黒い文字がもっとも見やすいのです。

年齢を重ねると、見え方にも変化が生じやすくなります。

そのため、
全体に明るく、はっきり見える配色を意識することが大切です。

経験上、シニア世代に好まれやすい色としては、
男性には緑や青、
女性には緑、ピンク、オレンジなどが挙げられます。

中でも緑は男女ともに好まれやすい色で、
シニア向けの案内にもよく用いられます。



5.すっきりとしたデザインが好まれる


写真や図、イラストを入れるのであれば、
ただ飾るためではなく、
内容がひと目で伝わるものを選ぶことが大切です。

たとえば鍵盤の写真があれば
、「ああ、ピアノの案内なのだな」とすぐに伝わります。

また、脳の活性化や元気になることを伝えたいのであれば、
その効果を連想しやすい写真やイラストを取り入れるのもよいでしょう。

つまり、写真や図版は“おしゃれさ”のためではなく、
商品や効果を視覚的に伝えるため に使うこと。

そして全体として、すっきり整ったデザインにすること。

これが、中高年世代に向けたチラシづくりではとても大切です。


まとめ

1枚のチラシで最も大切なのは、
簡潔さと流れです。

そして、誰に向けた案内なのかを明確にし、
一目で内容がわかり、文字や色が見やすく、
すっきりと整っていること。

この基本を押さえるだけで、
チラシの反応は大きく変わってきます。

特にシニア向けのチラシでは、
年齢を強調しすぎず、気持ちの若さに寄り添いながら、
わかりやすく、読みやすく、やさしく届く表現を心がけることが大切です。

チラシは単なる案内ではありません。

「あなたに届けたい」という想いを形にした、大切なメッセージです。
だからこそ、伝わるチラシづくりを、丁寧に重ねていきたいものです。

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光畑浩美
専門家

光畑浩美(大人ピアノ指導の専門家)

一般社団法人全日本らくらくピアノ®協会  株式会社PREMUSE

大人のピアノ初心者向け。特許庁登録「らくらくピアノ®︎」で憧れの曲を楽しく実現。オンライン講座や認定講師養成講座を展開。著書累計17万部超、Amazonや全国書店で販売中。

光畑浩美プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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