大人ピアノ指導法:「中高年のマイナス出発」5つの要因とは?
「気軽・喜び・集い」に込めた、らくらくピアノの独自性
らくらくピアノが提供する「気軽・喜び・集い」には、具体的にどのような内容があるのでしょうか。
この三つは、単なる言葉の並びではありません。
らくらくピアノの考え方そのものを表している、大切な柱です。
それぞれに対応する独自の仕組みがあり、
「気軽」には 中高年メソッド、
「喜び」には 中高年グレード、
「集い」には 中高年指導ノウハウ
が備わっています。
これらはすべて、らくらくピアノ独自のものです。今回は、この「気軽・喜び・集い」について、順にお伝えしたいと思います。
そもそも、なぜ「気軽・喜び・集い」の三つが必要なのでしょうか。
たとえば、中高年の方々に人気のある講座を思い浮かべてみてください。
登山、ダンス、絵手紙など、さまざまなものがありますが、その多くは一対一ではなく、仲間と一緒に楽しむ形が中心です。
絵手紙も、たいていは皆で集まって学ぶからこそ楽しいものですし、ダンスも大勢で一緒に踊るからこそ楽しさが広がります。
では、70代、80代になってから何かを始めるとき、最初から先生と一対一で向き合う形が学びやすいかというと、必ずしもそうではありません。
むしろ、「先生と一対一では少しハードルが高い」「もっと気軽に始めたい」と感じる方が圧倒的に多いのです。
そういった意味で、中高年のピアノには、気軽に始められること、喜びを感じられること、そして人と集えることが、とても大切になります。
そして、らくらくピアノでは、この三つの要素それぞれに、独自の工夫と仕組みが組み込まれています。
まず「気軽」においては、中高年メソッドがあります。
正式には「らくらくピアノメソッド」といいます。
これは、指番号や数字を活用しながら、できるだけわかりやすく、無理なく弾けるように工夫されたものです。
番号を優先して伝えること、決まった伴奏パターンを応用して気軽に伴奏を楽しめること、独自の楽譜の書き方や「お引越しマーク」など、さまざまな工夫があります。
こうした工夫を総合したものが、らくらくピアノメソッドであり、「気軽に楽しめる」という要素を支えているのです。
次に「喜び」には、中高年グレードがあります。
正式名称は「らくらくピアノグレード認定47」です。
このグレードについては、とても奥深い内容ですので、詳しくはまた別の章でお伝えしたいと思いますが、ここで大切なのは、中高年の方が努力の積み重ねを“かたち”として受け取れること
です。
80歳になっても賞状が得られる。
「素晴らしいですね」と言葉だけで伝えられるだけでなく、それが正式な認定として手元に残る。
このことには、大きな価値があります。
らくらくピアノを立ち上げた当初は、まだ何も仕組みがありませんでしたから、「お上手ですね」とお声がけし、二重丸や花丸をつけたり、シールを貼ったりしていた時期もありました。すると皆さん、その場では本当に喜んでくださるのです。
けれど、その後に返ってくる言葉は、多くの場合、「とんでもございません」「いえいえ、まだまだでございます」
というものでした。
もちろん、心の中では嬉しく思ってくださっていたはずです。
ただ、それだけでは長期的な自信や継続には、なかなか結びつきにくいという現実がありました。
では、どうすれば「自分はここまでできた」と実感していただけるのか。
そう考えたときに必要だったのが、全国対応の賞状という客観的な認定だったのです。
そこから、中高年専用のグレードが生まれました。
これもまた、らくらくピアノならではの大きな特徴です。
そして三つ目の「集い」には、中高年指導ノウハウがあります。
今、皆さまにお伝えしているこの内容そのものが、中高年のピアノ指導ノウハウです。
実はこの分野は、業界全体を見ても、ここまで体系立てて確立されているものは、まだ非常に少ないと感じています。
たとえば、「こう弾くと良いですよ」「こういう演奏が素敵ですよ」といった演奏法のメソッドはあったとしても、それが本当に80歳の方にも無理なく役立つかというと、簡単ではありません。
また、教室運営の方法ひとつを取っても、子どもの教室と同じ考え方ではうまくいきません。
中高年には、中高年に合った教室運営が必要です。さらに、脳の活性化につながる要素も重要になります。
子どもの成長期に合わせたソルフェージュとは異なり、中高年のための脳活性ソルフェージュには、また別の工夫と配慮が必要です。
この点においても、らくらくピアノは独自のメニューを持っています。
このように、「気軽・喜び・集い」という三つの言葉の背景には、
中高年メソッド
中高年グレード
中高年指導ノウハウ
という、らくらくピアノ独自の支えがあります。
これらが一体となっているからこそ、らくらくピアノは単なるピアノレッスンではなく、中高年の皆さまが安心して始められ、喜びを感じ、人とつながれる総合的な学びの場となっているのです。


