パラノイアだけが生き残る
一息つきたいと思います。標記のタイトルは、日本テレビ(テレビ信州)で水曜日夜10:00から放送中のテレビ番組名です。
サブタイトルは“新米知的財産部員のお仕事”です。
芳根京子さんが演じる新米の知的財産部員と弁理士で上司役を演じる重岡大毅さんのコンビにより展開する「知的財産」がテーマのコメディタッチではありますが、人間模様も盛り込まれたTVドラマです。
今まで、知的財産がテーマのドラマなどは、ほとんどありませんでした。知的財産をテーマにする場合、例えば、スパイ活動により最先端技術(特許)が盗まれ、盗っ人を探し出して逮捕するなど、推理小説やサスペンスドラマが似合うと思っていました。
しかし、「それってパクリじゃないですか?」のTVドラマは、違和感のない日常生活的なTVドラマになっています。つくづく時代も代わってきたな~と感じています。
内容の正確性や現実性の観点からは、突っ込みどころもありますが、ドラマとして割り切り、「知的財産」って、こういうシステム(ルール)なんだと、一般教養的に大まかにイメージする視点からは、結構、面白く、為にもなるTVドラマかと思います。
内容的には、NHK教育番組(Eテレ)も顔負けの内容になっていると感じます。もちろん、一般的なTVドラマとしても十分に高い評価を付けることができます。皆さんもぜひ視聴してみてはいかがでしょうか、
今回は、TV番組の紹介になりましたが、個人的には、「それってパクリじゃないですか?」のようなTV番組の視聴率が上がり、「知的財産」の価値観が日常的に浸透すれば、技術立国日本の再構築も十分に達成できるのではと思っています。