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コラム
「特許」等の知的財産権は、「コスト」ではなく「投資」という見方
2013年5月4日 公開 / 2021年1月22日更新
「特許」と聞くと、「うちは関係ない」、「お金がかかる」、と反応される方も少なくないと思います。しかし、「特許」は、企業(個人)にとって重要な役割を果たします。そこで、ちょっと見方を変えてみましょう。
例えば、自動車を造るときに、当然、タイヤが必要であり、部品代として〇万円支出したとします。この部品代は、自動車の一部となり、まさに「コスト」として消化されます。一方、自動車に独自の技術が含まれており、この技術について「特許」を取得するために〇万円を支出したとします。
この〇万円は、消化されるものではなく、今後、出願から20年間にわたり利用できるツールとして機能します。つまり、「特許」を利用し、投資した〇万円を含む金額は回収できるとともに、更に、利益としても上乗せすることができます。
この「マイベストプロ信州」に登録されている方の中にも「特許」を上手に利用されている方がいます。「株式会社やすらぎあん」の小林弘和プロです。東日本大震災による被災地でお墓が倒れている光景を見て、何とか地震でも倒れないお墓ができないかと考え、地震でも倒れない独自の設置工法を発明しました。そして、「特許」を取得するとともに、会社の技術力や商品力をアピールしています。「特許」は「コスト」ではなく「投資」であるという良い例ではないでしょうか。
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