肩関節の痛みの対処法について②
痛みを予防するための運動とは
腰や肩、膝の痛みなど、身体のいろいろな部位に痛みを抱えている方はたくさんいらっしゃいますし、そういう方はたくさんの運動を試していらっしゃることと思います。身体を整える基本は、「運動」「栄養」「休息」です。1日の身体のリズムにあった生活をすることは基本的なことですが、今日は痛みを予防するための身体のメンテナンスとしての運動の捉え方について考えてみたいと思います。
ひとの身体はひとそれぞれ
腰や肩の痛みの予防のための運動の仕方がわからないという方は多いと思いますし、SNSやメディアなどで取り上げられる運動をやってみてもうまくいかない、痛みは変わらないという方も多いです。SNSなどで取り上げられるエクササイズは、「多くの方」にとって有効と考えられる方法であり、それが「あなた」に必要な運動かどうかははっきりしません。腰が痛くなったり肩が痛くなったり、膝が痛くなる要因は、ひとそれぞれ全く違います。ひとの骨格は、人によって全く違いますし、身体の使い方も自宅の環境や職場の環境、学校の環境など、それぞれによって違います。それによって、身体のバランスはひとそれぞれ変化します。骨の形が人によって違う理由のひとつは、骨や筋肉などは環境に適応出来るように、形状や性質が変化することにあります。ひとの身体は、ひとそれぞれであるということを大前提に運動を考える方が妥当です。
理学療法士が行う予防のための運動指導
理学療法士は、医療施設や介護施設に勤務している人が多いですが、最近では研究機関であったり民間の会社に就職する人も増えてきました。予防のための運動指導をする理学療法士も増えてきています。骨や関節、筋肉などを扱う分野を運動器といいますが、腰痛や肩の痛み、膝の痛みなどを保存的に徒手療法や運動療法で対応する理学療法士は、そうした痛みが出現する運動学的なメカニズムを把握しています。だからこそ、その人に応じた、痛みを予防するための運動指導が出来るのです。もちろんリスク管理も出来ます。症状が重い場合など必要に応じて医師の診察をお勧めすることもあります。予防のために運動をして痛みを悪化させないためにも、ご自身にあった運動指導を受けてみませんか。あなたに合った適切な運動指導を行っています。お困りの方は是非ご連絡ください。