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常盤直孝

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常盤直孝(ときわなおたか) / 理学療法士

フィジカルケア宮崎

コラム

肩関節の痛みの対処法について①

2021年5月8日

テーマ:痛みの対処法

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 五十肩 予防四十肩 予防パーソナルトレーニング




 五十肩など肩関節の痛みでお悩みの方も多いと思います。「五十肩」は、以前は正式な診断名として使用されていましたが、今は俗称として使用することが多く、正式な診断名は「肩関節周囲炎」となります。「肩関節の周囲に痛みを生じていて、何らかの運動制限があるもの」を総称して「肩関節周囲炎」といいます。この診断名は、痛みを生じている箇所を特定するのではなく、大まかに肩関節周囲の炎症に伴って生じている痛みということになります。では、なぜ肩関節に炎症や痛みが生じるのでしょうか。

肩関節に痛みが生じるわけ

 肩関節周囲炎などで症状として肩関節に痛みが生じる理由は、いくつかあります。ポイントは、肩甲骨の受け皿の部分である上腕骨頭と腕の骨の付け根の上腕骨頭との関節、肩甲上腕関節での位置関係が重要です。腕の骨を肩甲骨の関節に安定させるためにインナーマッスルのトレーニングが必要ですが、必ずしも必要ではありません。インナーマッスルについては、後日お話します。肩甲上腕関節の安定性が欠如すると、痛みが出やすい状態ということになります。構造的に不安定な状態では、関節周囲への力学的ストレスが大きくなり、関節の中やその周囲の損傷や炎症を生じることになります。

肩甲骨の動きを改善する

 肩甲骨は、肋骨の上に乗っています。肋骨の上を自由に肩甲骨が動けるような機能が重要です。肩甲上腕関節は、動きながら安定することが求めれらます。それには、背骨の動きの評価や肋骨の動きの評価、肩甲骨の動きの評価などが必要となります。腰の骨や骨盤の動きの評価も必要なことがありますし、場合によっては股関節や足関節の評価を留守こともあります。一般的に、痛みが改善しにくい方の肩甲骨の動きは悪い傾向があり、肩甲上腕関節の動きは結果的に制限されることになります。炎症が強いときは、むやみに動かすべきではありません。痛みがない程度に動かすことは重要ですが、痛みを我慢して動かすと、炎症の改善は期待出来ないだけでなく、悪化することもあります。「無理に動かした後に数日痛みを我慢した」という方もいらっしゃいますが、これは避けるべきです。痛みを軽減するために、適切な管理が必要になります。適切な手技と管理で痛みは軽減します。けっして「固まる」からといって、痛みを我慢して無理に動かすことはしないでください。あくまでも痛みがない程度に動かすことを心がけてください。

痛みと動きの対応

 弊社では、こうした方へのセラピーや日常生活での症状の軽減に向けたアドバイス、エクササイズなどを指導しています。是非ご連絡ください。

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