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宮崎のAIセミナー・展示会に行く前に|持って行くものと、会場で聞くこと

淵之上政俊

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テーマ:AIを入れる前に

商工会や商工会議所から、AIのセミナーの案内が届く。せっかくだからと半日空けて出かけ、話を聞き、展示も一回りした。ところが帰りの車の中で、自分の会社のどの仕事に使えるかを思い出そうとしても、言葉にならない。翌週には、いつもの仕事に戻っている。

宮崎でも、AIを見に行ける場があります。9月25日には錦本町ひなたキャンパスで「MIYAZAKI AIExpo2026×みやデジ・ラボ」が開かれ、企業や大学、自治体などの関係者167名が参加し、20社が出展したと宮崎大学が報告しています。この先も、県内で催しの案内が出ています(「これからの催し」の見出しにまとめました)。
出典:宮崎大学「DX・AI活用の課題や可能性について議論」(2026年10月5日)https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/dxai-miyazaki-aiexpo2026.html

結論から書きます。持ち帰りを増やすのは、会場での頑張りではなく行く前の準備です。困っている仕事を1つ、手順まで書いて持って行く。会場では「何ができるか」ではなく「うちのこの仕事で、何が要らなくなるか」を聞く。 この2つで、帰り道に残るものが変わります。

1. 持って行くのは、困っている仕事1つの手順メモ

用意するのは、手順のメモだけです。書くのは、仕事の名前、誰がやっているか、週にどれくらい時間を使っているか(目安で十分です)、そして手が止まる所。

仮に「お客様からの注文をまとめる仕事」なら、「電話やFAXで注文を受ける→紙に控える→表計算に打ち直す→倉庫に知らせる」と、作業を順に並べます。並べておくと、どこに道具を当てればよいのかを、会場で人に聞ける形になります。

困りごとを10個並べて持って行くことはしません。話が広がるだけで、どれも浅くなるからです。仕事の洗い出し方は、以前のコラム「業務の棚卸しのやり方」に書きました。

2. 会場で聞くのは「うちのこの仕事で、何が要らなくなるか」

展示のブースで「何ができますか」と聞くと、できることの一覧が返ってきます。どれも本当のことですが、自分の会社に当てはめる作業は、持ち帰った自分に残ります。

そこで、手順メモを見せて、次の3つを聞きます。

  • この手順のうち、道具に任せられるのはどこで、人に残るのはどこか
  • いま使っている表計算やメールの機能で、足りる部分はあるか
  • 始めて最初の1か月、社内の誰に、どんな手間がかかるか

判断の分かれ目は、答えが自分の会社の仕事の言葉で返ってくるかです。手順メモのどの行が変わるのかを指して説明してもらえたら、それは持ち帰る価値のある話です。

3. 会場では決めない。持ち帰って、使う人に見せる

良い話を聞くと、その場で申し込みたくなります。それでも、決めるのは持ち帰ってからにします。会場で見たのは、用意された例での動きだからです。

帰ったら、手順メモの横に「変わる所」「人に残る所」「最初の1か月の手間」を書き足し、実際にその仕事をしている人に見せます。使う人から「ここは助かる」という所が1つでも出れば、次に進む理由になります。1つも出なければ、今回は見送ります。見送ると決められたことも、見に行った成果です。

これからの催し(2026年10月時点の各主催の案内)

  • 10月22日(木)「AI × Googleで業務効率化を実現セミナー(上級編)」ニューウェルシティ宮崎。宮崎県商工会連合会の案内。8回シリーズの最終回で、題名のとおり上級編です。会場(定員50名)とオンラインから選べます。参加無料、申込の締切は10月20日
  • 10月23日(金)「令和8年度 DX展示会・セミナー」ウエルネス交流プラザ(都城市)。都城商工会議所の主催。参加無料。展示だけなら申込不要、セミナーは事前申込
  • 11月13日(金)・14日(土)「ICT EXHIBITION 2026」宮崎県体育館 別館1。宮崎県(企業振興課)の主催、運営は宮崎県ソフトウェアセンター。参加無料

締切や定員は変わることがあるので、行く前に主催の案内で確かめてください。全部を回る必要はありません。3か所を手ぶらで回るより、1か所に手順メモを持って行くほうを勧めます。
出典:宮崎県商工会連合会「AI × Googleで業務効率化を実現セミナー(上級編)」(PR TIMES・2026年8月14日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000168819.html
出典:都城商工会議所「令和8年度 DX展示会・セミナーのご案内」(2026年10月6日)https://miyakonojo.kaigisho.or.jp/pages/23?detail=1&b_id=108&r_id=100
出典:宮崎県ソフトウェアセンター「ICT展示会2026開催!」(2026年9月11日、10月7日更新)https://www.miyazaki-sc.co.jp/msc/post-260809/

まとめ

  • 行く前に、困っている仕事を1つ、手順まで書く
  • 会場では「何が要らなくなるか」を、自分の仕事の言葉で聞く
  • その場で決めず、使う人に見せてから決める


宮崎にいながら、AIを自分の目で確かめられる場があるのは心強いことです。その1日を、自分の会社の仕事に引き寄せて使ってみてください。

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専門家

淵之上政俊(AI・ITコンサルタント)

MAIFYラボ

AI・ITの導入を前提とせず、業務の流れを整理するところから始める業務改善コンサルティングを提供。SE歴25年超の経験を生かし、ツールの選定から導入、必要に応じた開発、定着まで一貫して支援します。

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