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コラム

ライブリーディング「ブーケ」出演者の声 ① 

2020年1月19日 公開 / 2021年2月21日更新

テーマ:舞台・ステージ

コラムカテゴリ:くらし

令和元年 12月8日㈰ 14時から ホテルメトロポリタン仙台において
ステージ・アップ 主催の朗読会「ライブリーディング vol,8 ブーケ 」
~言葉をこころの窓にして~を 上演しました。



ステージ・アップではこれまで、
様々な楽器の演奏とのコラボレートや朗読劇などを行って参りましたが、
今回は、私が主宰するグループ 『ステージ・アップ』 の朗読メンバーと、
私が講師を務めている リビング仙台の 『大人のための朗読講座』 の受講生が一堂に会し、
一輪の花を 一本一本束ねて 「ブーケ」 にするように、
童話・エッセイ・短編小説・ショートショート・詩など、様々な作品をお届けしました。

今日は、出演者の声をお届けします。


① コルシカの昔話より 「金の髪」 (武田博子)


私は、一昨年同様、トップバッター で 、
ナポレオンの出身地 として知られる、コルシカ島に伝わる昔話 より、
「金の髪」 を読ませて頂きました。



昔、あるところに、ひとりの若い百姓娘がおりました。
この娘の髪の毛は、腰まで届く見事な金髪で、そのために娘は 「金の髪」 と呼ばれていました。



美しい髪の百姓娘、娘と深く愛し合う貧しい若者、
金と権力にものをいわせて娘をわがものにしようとたくらむ領主。
古典的な状況設定に始まるストーリーは、意表をつく展開を見せて、
そのまま息詰まるクライマックスへと突き進みます。



思えば初めてこの作品を先生に見てもらったとき、先生の言葉でいちばん嬉しかったのは
「墓場のシーンのセリフ、『雲は別れ雲は去り月の光は ~』 のところは、
シェークスピア劇の台詞のように朗々と表現して!」 と
稽古を付けてくださったことです。何だか心がとても高揚したのを覚えています。

私は「いつかは舞台でシェークスピア作品のような台詞を言ってみたい!」と
夢見ていたので、たいへん嬉しかったのです。
これは思いっきり演じていいんだ!と思い、自分の感情を解き放って語りました。
ドラマチックな作品に出合い、非日常を演じる喜びを感じながら語ることが出来ました。



あらためて、今回も楽しみに足をお運びいただきましたお客様に、心から感謝致します。
本当に、ありがとうございました。
そして私の思いを理解し、個性を引き出して下さる先生に、感謝致します。
また、当日お世話頂きましたスタッフの皆様、ありがとうございました。


当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/post-124.php

この記事を書いたプロ

長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ステージ・アップ)

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