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朗読ボランティア 「杜の音通信」 (H31年4月号)

2019年5月2日 公開 / 2019年6月2日更新

テーマ:朗読

コラムカテゴリ:スクール・習い事

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
平成31年4月は、以下の4作品を朗読しました。


① 西本 鶏介 作 「日本の物語絵本」 より 「姨捨山」
② 佐藤 愛子 作 「九十歳。何がめでたい」 より 「過ぎたるは及ばざるが如し」
③ 江國 香織 作 「とっておき作品集」 より 「ラブ・ミー・テンダー」
④ 矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」


西本 鶏介 作 「日本の物語絵本」 より 「姨捨山」


姨捨山
口減らしのために、老人を山へ捨てる 「姥捨山」 の物語。



今回は田中さんが、昔話の世界観を、しっかりと伝えてくれました。
狩野富貴子さんの絵もとてもいいので、杜の音の皆さんにも見て頂きました。
皆さん、じっくりと聴き入って下さいました。

佐藤 愛子 作 「九十歳。何がめでたい」より「過ぎたるは及ばざるが如し」  

 
90歳。何がめでたい
大正12年生まれの大作家 佐藤愛子さん。
『九十歳。何がめでたい』 というタイトルには、ご本人曰く 「ヤケクソが籠っている」



今回は、進化し過ぎる 「トイレへの怒り」 を綴った 「過ぎたるは及ばざるが如し」 を、
八幡さんが 「 自分の事として」 語ってくれました。
杜の音の皆さんも 「わかる。わかる」 と、笑いながらうなずいていました。

江國 香織 作 「ラブ・ミー・テンダー」

 


ある日、母が「エルヴィスから毎晩電話がかかってくる」 と言い出した。
心配になった 「私」 は父母の家に行き、確かめることにした。

もちろん電話はかかってこず、自宅に戻ることにして車に乗った。
はたして大通りに出た 「私」 が目にしたものは・・・・・



読み終わった後、何ともほのぼのと心が温かくなる物語を、
杜の音2回目の参加の松高さんと、長野が2人で読み分けました。

今回はいずれも、年齢を重ねることへの 「切なさ」 や 「愛しさ」 を綴った作品でしたが、
杜の音の皆さんも、ご自身と重なるところもあるのか、ほっと笑って
ふっと涙ぐんでといった感じでした。

矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」より「当たり前のこと」



「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えてしまうこと その一つ一つが 本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。



読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。



当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-314.php

この記事を書いたプロ

長野淳子

生きた言葉のプロ

長野淳子(ステージ・アップ)

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