朗読劇 「悪女について」 仙台公演 ダイジェスト
平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
6月は、以下の4作品を朗読しました。
① きむら ゆういち 作 「あらしのよるに」
② 武田 英子 作 「八方にらみねこ」
③ 幸田 文 作 「台所のおと」 より 「濃紺」
④ 向田 邦子 作 「無名仮名人名簿」 より 「女子運動用黒布襞入裁着袴」
きむら ゆういち 作 「あらしのよるに」
あらしの夜に、暗がりの小屋の中で出会ったオオカミとヤギ。
真っ暗で何も見えないものだから、オオカミは相手をオオカミだと思い込み、
ヤギは相手をヤギだと思い込み、勘違いしたまま二人の会話は続きます。
今回は野呂さんが、オオカミの声とヤギの声を上手に使い分けて、楽しく読んでくれました。
武田 英子 作 「八方にらみねこ」
第4回 「絵本にっぽん賞」 受賞の絵本!
蚕を育てる農家に拾われたミケが、お礼にネズミを追い払おうとしますが目力が足りず、
《八方にらみの術》 をさずけてもらうために、山にこもって修行します。
猫が大好きな田中さんが、ミケの声を本当にかわいく演じてくれました。
幸田 文 作 「台所のおと」 より 「濃紺」
幸田文は1904年生まれ。明治の文豪、幸田露伴(1867-1947)の娘。
幼くして母と姉を、のちに二十歳前の弟にも先立たれる。
父・露伴の没後、文筆の道に進み、数々の名作を生み出しました。
今回は、三浦さんが 「艶っぽさ」 に挑戦しました。
向田 邦子 作 「女子運動用黒布襞入裁着袴」
「女子運動用黒布襞入裁着袴」 これはいったい何のことでしょう?
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が
「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
当日の様子はこちらから http://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-296.php