美しきかな 「大和言葉」
先日、ステージ・アップのメンバーの披露宴がありました。
花嫁からの 「先生には、お客様としてご出席頂きたい」 という言葉に気を良くして
ワクワクしながら、お招きに与かりました。
ただしこれには、新婦側の 「来賓代表の祝辞」 という大役がセットになっていましたが・・・
「司会者」 として長年マイクを握ってきましたが、「来賓代表祝辞」 というのは、さすがに大役。
席に予め用意してあった 「お水」 に気づかず、係の人に 「お水をください」 と言ってしまったほど。
それでも司会者に紹介されてマイクの前に立つと、不思議なほど落ち着いて、
新婦が私のところで 「司会」 の勉強を一生懸命していたこと。
順調に上達して、昨年は友人の披露宴の二次会の司会を頼まれて頑張ったこと。
友人の披露宴がきっかけで、本人の結婚話に弾みがつくのではと思っていたら、本当にそうなったこと。
それからは、毎回レッスンに来るたびに、進捗状況の報告が楽しみになったこと。
結婚を機に静岡で暮らすことになった新婦に、静岡での司会デビューの際は、立会うことを約束して、
更に、新婦からのリクエストに応えて、吉野弘さんの詩 「祝婚歌」 を朗読して・・・
そして、祝辞の 「結びの言葉」 は
「お二人の幾久しいお幸せを心からお祈りして、お祝いの言葉にさせていただきます」
「末永く」 という言葉もいい言葉ですが、私は 「幾久しく」 という言葉が好きです。
「いつまでも変わらずに、永遠に、とこしえに」 という思いを込めて、披露宴の司会の時も
「ご両家の益々のご繁栄と、新郎新婦お二人の幾久しい幸せを願って・・・・・」
というように、この言葉を使っています。
日本人が昔から育んできた、末永い幸せを願う大和言葉 「幾久しく」
趣きのある表現として、身に付けたいものですね!
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