美しきかな 「大和言葉」
お越し頂いたお客様に、感謝の気持ちを伝えたい時、
「ようこそ、いらっしゃいました」 「ようこそ、おいでくださいました」
「ようこそ、お越し下さいました」 など、様々な言い方があります。
どれも、美しい言葉遣いですが、私はよくこの 「大和言葉」 を使います。
「ようこそお運びくださいました」
先日も、東京の朗読会で司会をした時に、ステージに出ての第一声がこれでした。
カゲアナでのコメントは、「本日は、ご来場頂きまして、誠にありがとうございます」 と
ちょっと固めにしますが、ステージに顔を出して、少し場の雰囲気を柔らかくしたい時は
「本日は、たくさんのお運びをありがとうございます」 などと挨拶します。
毎年秋にある、マンドリンの定期演奏会の司会で、よくこの言葉を使っています。
そもそも 「お運びと」 とは、「足を運ぶ」 という意味からきている言葉で、
わざわざ 「足を運んで下さった」 ことに、更に、それに費やした 「時間」 や 「エネルギー」 「お金」 など、
全てに対する 「感謝の思い」 を、この言葉に託すのです。
「これからのひと時を、どうぞごゆっくりとお過ごしください」 という思いを込めて・・・
日本人が昔から育んできた、感謝の気持ちを表す 「大和言葉」
「ようこそお運びくださいました」
奥行きのある表現として、身に付けたいものですね!
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長野淳子の 「ブログ」 はこちら http://www.stage-up.info/person/cat1/post-244.php