リスクマネジメントの目的⑧~経営判断の質を高める
中小企業の経営者にとって、リスクマネジメントや内部統制の必要性は感じつつも、日々の業務に追われ後回しになりがちです。
「そろそろ社内の管理体制を整えないと……」そんな不安を抱えつつも、具体的にどう動けばいいか悩んでいませんか?実は、多くの中小企業でリスクマネジメントが滞る最大の理由は、経営者のやる気不足ではなく「リソースの不足」にあります。
リスク管理を阻む「3つの不足」
日々の経営に直面するなかで、次のような壁に当たることが多いようです。
•人手不足:専任の担当者がおらず、総務や経理が兼務で手一杯。
•時間不足:経営者自身が現場の第一線にいるため、じっくり仕組みを作る時間がない。
•資金不足:高度なシステム導入で一気に片付けようと考えるがその資金がない。
例えば、「請求書のダブルチェックをしたいけれど、代わりの人がいない」といった状況は、まさに人手と時間の不足からくるリスクと言えます。
最初の一歩は「身の丈に合った」仕組み作り
内部統制と聞くと難しく感じますが、まずは現状を「見える化」することから始めましょう。
•業務の棚卸し:仕事の流れ(業務フロー)を大雑把に書き出してみる。その中で誰がどんな仕事をしているのか、確認する。
•優先順位を決める:一番怖いトラブル(入金ミスや情報漏洩など)に絞って出来ることから考えてみる。
最初から完璧を目指す必要はありません。今の体制で「これなら続けられる」と思える範囲から、少しずつ安心できる組織作りをスタートさせましょう。毎日の業務の中で気づくこと、それを見逃さないのもリスク管理のひとつです。
専門家に任せながら、時間をかけてじっくりと取り組んでいくのも選択肢のひとつかも知れません。。
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