年金という用語は公的年金保険だけに使って欲しい
このシリーズコラムもついに2ケタに到達です。
コラムをアップしたり、ツイッターやfacebookでリンクを紹介すると
明らかにアクセスが増えます。たくさんの方々にお読みいただいていて
本当に嬉しい限りです。ありがとうございます。
でもまだ半分未満かもしれません。
「ねんきん定期便」にはそれだけたくさんの情報が詰まっていると言えます。
いよいよ(ようやく?)「ねんきん定期便」の表紙(1枚目)を見ていきます。
1枚目とは、ご自身の名前や住所の印字されているものです。
「1 これまでの加入期間」は、
【7】国民年金 http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/3304/
【8】厚生年金 http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/3394/
この2つがチェックできていれば気にしなくても大丈夫です。
たいせつなのは、「2」です。
「2」の内容については、受け取る年齢によって異なります。
違いについての詳細は、
【3】誰に届くの?? http://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/column/3098/
をご確認ください。
今回は、”50歳未満”の方々を説明していきます。
なお、50歳以上の方々でも必ず参考になる情報がありますので、
関係ないと思わずにお読みいただきたいです。
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50歳未満の方々に届く「ねんきん定期便」表紙(1枚目)の「2」は、
「2 これまでの加入実績に応じた年金額」です。
このような書式です。
(1)老齢基礎年金とは、将来受け取る国民年金部分の年金です。
(2)老齢厚生年金とは、将来受け取る厚生年金部分の年金です。
その下には、(1)と(2)の合計額が書かれています。
この合計額が65歳以降に受け取る年金額という意味合いで書かれています。
30代前半を例に挙げると、このような金額が記載されています。
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なになに、国民年金部分で25万円、厚生年金部分で20万円か。
合計すると45万円、ふむふむ・・・
ん!? 年額!? 年45万?? 月4万円も無いってこと??
こりゃー、年金だめだ・・・
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ひと目で入ってくる情報としては、このように誤ったインパクトを与えて
しまうのが「ねんきん定期便」の困ったところです。
注意すべきポイントは、この項目のタイトルです。
あくまでも”これまでの”加入実績に応じた年金額だということ。
実際に将来受け取る年金額とは異なる、実際にはあり得ない額が
示されてしまっているのです。
焦らすようで申し訳ありませんが、続きは次回です。
<注記>
年金にはさまざまなパターンが存在します。
コラムでは代表的な例しか取り上げることができません。
気になることや確認したいことは、所轄の年金事務所へお問い合わせください。
記録に関する正確な情報は、間違いなく年金事務所で確認できます。
よりよい受け取り方や付随する情報等を希望されるようでしたら、
お近くのFPや社会保険労務士さんをお尋ねください。
その際には、私も含め相談に関しては有料が多いと思いますので
ご留意のうえ、ご活用くださいませ。
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ご意見・お問い合わせはこちらから。
https://mbp-japan.com/kyoto/money-2nd/inquiry/personal/
日々をつづった日報はブログにて。【2009年9月より毎日更新中】
http://kyogokudemachifp.blog14.fc2.com/
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