震災後のエアコン需要に求められる判断は
間もなく暑い夏がやってきます。
そんな季節に備えて、そろそろ空調を更新しようとお考えのあなた!
消費増税がその判断の後押しになっているかもしれません。
しかし、タイミングを見誤ると思い通りにならないケースもございます。
そこで、今回はベストなタイミングでの空調更新を実施するため、
知っておいてもらいたいことを3つの提言にまとめ皆様へお伝えします。
新旧の消費税率適用が決まるのは引渡日
消費税10%の適用は令和元年10月1日からとなる見通しです。
しかし、それまでに工事契約を済ませたからと言って
旧税率8%が適用されるわけではありません。
ここで注意しておいてほしいのが、引渡日が基準になるということです。
よって、新税率の適用前に契約していても、
工事完了の引渡日が令和元年10月以降となれば新税率10%です!
ですから、旧税率で空調更新されるなら、9月までの約3か月が勝負。
それまでに契約して工事完了すれば旧税率が適用されます。
【特例】平成31年3月31日までの工事契約は引渡日が増税以降でも旧税率が適用
フロンガスのR22が2020年に実質全廃
今お使いのエアコンが約15年以上経過しているようなら、
使用されているフロンガスの種類を必ずご確認下さい。
室内機や室外機の銘板でお調べいただくことができます。
オゾン層破壊物質のフロンガスR22は、
令和元年12月31日をもって生産が全廃となります。
そこから生まれる影響として、在庫ガスの価格上昇や容器不足による供給難、
修理メンテナンスや駆け込み需要への対応の遅れが考えられます。
また、同ガス搭載機ならムダな電気代がかかっていることも懸念されます。
よって、このフロンガス問題も十分ご認識下さい。
学校空調が及ぼす業務用エアコンの供給難
国レベルで熱中症対策の支援を進める学校空調は、
今夏の設置工事に拍車がかかっている模様です。
それに伴い、天吊形を中心とする業務用エアコンの一部に
供給難なモデルがあるとの情報を伺っております。
秋頃にはその状況も改善に向かうようですが、
選定機種によっては希望納期に間に合わない場合も想定されます。
空調更新を早めにお考えなら、
情報力のある専門業者へご相談されることを強くオススメします。
以上の提言は、タイミングが全てのカギを握っていると思います。
さまざまな情報をうまく勘案しながら、
ベストな空調更新に結びつくことを願っております。