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拾井央雄

知的財産や技術系法務に強い理系出身の法律のプロ

拾井央雄(ひろいおうゆう) / 弁護士

京都北山特許法律事務所

コラム

オンライン識別子(cookie)と2020年改正個人情報保護法

2020年6月17日 公開 / 2020年6月19日更新

コラムカテゴリ:法律関連

改正個人情報保護法が成立

2020年6月5日,改正個人情報保護法が成立しました。
これは,2017年5月に現行の個人情報保護法が施行され,その附則第12条で,施行後3年を目途に改正について検討するとされていることに従ったものです。
改正法の施行日は公布日から2年以内の日とされています。
改正の内容は多岐にわたりますが,就活サイトで問題となったクッキーの提供に関する改正も行われました。

cookie(オンライン識別子)

PCやスマートフォンなどの端末から,インターネットを介してサイトにアクセスすると,アクセスしたサイトの方から端末にcookie(識別子)を送信します。
端末は送信されたcookieを一定期間保存しますので,次回同じサイトにアクセスすると,サイトの方でcookieを照合して端末を識別できることになります。
これにより,IDやPWの入力を不要にしたり,前回の設定を維持したりすることが可能になります。
しかし,cookieで識別できるのは端末(ブラウザ)であり,利用している個人を識別することはできません。

「内定辞退率」提供事件

個人を識別できないcookieは個人情報保護法の「個人情報」に該当しないため,法の規制は及びません。
そのため,ある就活サイトでは,自社のサイトを閲覧した就活生のアクセス履歴から「内定辞退率」を算出し,これをcookieと一緒に採用側の企業に提供して社会問題となりました。

改正の内容

改正法では,新たに「個人関連情報」という概念を導入し,個人情報に該当しない場合でも第三者へのデータの提供が規制されるようになりました。
なお,EUの一般データ保護規則(GDPR)では,そもそもcookie自体が個人データとして取扱われています。

続きは,公式ウェブサイトのこちらのページでご覧ください。

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