自由と責任と自立と
人との関係性を
より良くしたいなら
相手との距離や境界線が必要です。
境界線とは、
自分の責任の領域と
他人の責任の領域の
「境」です。
この境界線が曖昧だと
トラブルが起きやすくなります。
自分と他人の責任を明確にし
誰の問題で
誰の領域で
誰の責任で
誰が解決をするのか
を明確にするのです。
この「土地を使っていいよ」
そう言われても
隣の人の土地の境が
明確にわからなければ
守ることも、使うこともできません。
目で見える
「土地」「場所」「物」は
区別はつきやすいですが
目で見えない物
心の領域
感情の領域
精神の領域は分かりずらいのです。
そのため「言葉」や「ルール」や
一般的な「常識」が存在します。
生きている人は
誰しも
その人にしか
負うことのできない責任を
持っています。
そして、この境界線は
人との壁ではなく
共同体を生きるために
自分と他人を尊重するためのものでも
あります。
しかし、
他人に「境界線」を引くと
人と壁を作っている、とか
仲良くなることを
遮るような気がする、という
感じる人もいるでしょう。
そして、
人との良い関係というのは
正直に
素直に
全てを伝えることと
思っているかもしれません。
しかし、ちょっと違います。
あなたは、
全てが透けているガラスの家
住みたいですか?
「全てガラス張りの家」
想像すると
美しい感じもしますが
いつも、全て丸見えって
ちょっと嫌じゃないですか?
生活の中で
大好きで
信頼していても
トイレや
お風呂や
プライベートな部分など
見せたくない場面は
きっとありますよね。
だからこそ
見えない壁も
必要だと思うんです。
自分の都合だけではなく
相手が見て
逆に不快にさせてしまう場面も
あるはずです。
隠し事、壁
というより、
境界線を引くというのは、
相手と自分のために
あるように思います。
『親しき仲にも礼儀あり』
ですね。
(もっと詳しく境界線について知りたい方は、ホームページで説明しています。)