お子さんは、どんな気持ちで勉強をしていますか?
皆さん、こんにちは。
国語専門オンライン学習塾 啓理学舎の代表・篠田啓彦(しのだひろひこ)です。
今回のテーマは「伸びる子に育てる秘訣」です。
やる気を引き出す!
お子さんのやる気を引き出すもっとも効果的な方法はなんでしょうか。
それは「励まし、誉めること」です。
「お母様が誉め上手なら、お子さんは絶対に伸びる」と断言できます。
「お子さんを誉めることは、わかっているし、ちゃんと誉めていますよ。」とおっしゃる方は多いです。
しかし、親御さんは誉めているつもりでも、お子さんは「誉められている」とは受け取っていないのが実態のようです。
たとえば、テストで70点取ってきたお子さんに「すごいね、よく頑張ったね!」と言った後に「今度は、90点を目指して頑張ろうね!」と言ったとします。
これでは、お子さんは「誉められた」というよりも、「お尻を叩かれた」と受け取り、誉め上手とは言えません。
「やらされる」から「やってみよう」と思って取り組んだお子さんの集中力には大きな開きがあるものです。
それでは、「誉め上手、励まし上手」のお母さんになるにはどうしたらいいのでしょうか。
ポイントは2つ。まず1つは「タイミングよく、思いっきり誉める」ことです。
何気ないけれども、「よい言動」についてタイミングをはずさないように、針小棒大に誉めあげることです。
こうすればお子さんは心から自信がつきます。
2つ目は「お子さんを見る眼をプラス思考にする」ことです。
今まで「ダメじゃないの」と言っていた否定的な言葉を、お子さんの「やる気」を引き出すような積極的な言葉に変えていくのです。
お子さんを伸ばすには、お子さんの日頃の言動を分析するなど、ちょっとした心がけさえあれば誰でもできます。
とても簡単ですし、費用もかかりません。
持続力をつけるためには!
親御さんや学校の先生が注意し励ますことで、一時的に集中して勉強し、その結果いい点をとることもあります。
しかし、それが長続きせずに元に戻ってしまう子どもが意外と多いという事実は否定できません。
「やればできる」のに続けることができないのです。
大人は、「やればできること」は過大評価しますが、「続けてできること」は過小評価しがちです。
「やればできるのだから、そのうちなんとかなるだろう。」と考えるのです。
しかし長続きしないと「なんともならない」ことになってしまいます。
「継続は力なり」という諺もあるように、続けて努力できる能力は、他のどんな才能にもまさる大きな力なのです。
しかもこの力は先天的能力ではなく、生活の中で獲得されていく力なのです。
この持続力を家庭でつけるにはどうしたらよいか。
まずは、親御さんとの約束を守らせることを徹底しましょう。
「自分の食べた食器は自分で台所に持っていかせる」でも「学校から帰ったらすぐに自分のカバンを机の上に置かせる」でもかまいません。
そして「よくできた」なら肯定的な言葉をかけ続けましょう。
さらにこれを「机に座る習慣」につなげていくことが大切です。
はじめのうちは、マンガを読んでいても、絵を描いていてもかまいません。
とにかく決まった時間に机に向かう習慣をつけることです。
机に向かう習慣は、高校生になってからではまずつきません。
小中学生の間につけることが大事なのです。
こうして持続する力を身につけた子どもと、つけていない子どもとでは将来大きな開きがでてくるのです。
参考にしてください!