国語・接続語の挿入問題の解き方

篠田啓彦

篠田啓彦

テーマ:ちょっとした国語力アップのコツ

皆さん、こんにちは。

国語専門オンライン学習塾 啓理学舎の篠田です。


さて、今日は

「国語・接続語の挿入問題の解き方」

についてお話をさせていただきます。

接続語

ここでお話をする「接続語」とは、「文の前後の関係性を表す言葉」のことを言います。


主な接続語を示しておきます。

逆説:前文とは逆の内容で後ろの文につなげる働き。

   例)「しかし」、「だが」、「ところが」、「けれども」等

換言:前の内容を言い換えたりまとめたりする働き。

   例)「つまり」、「要するに」、「すなわち」等

理由:前の内容の理由を説明する働き。

   例)「なぜなら」、「というのは」等

例示:具体例を挙げてわかりやすく説明する働き。

   例)「たとえば」、「いわば」等


接続語を挿入する問題では、前後の文章が長いと上記の関係性が容易に見つけることができません。

そのため、どの接続語が良いかを見つけることも難しくなります。


そこでお勧めしたいのは、挿入する「接続語の前後の文を要約する」ことです。

一文要約 〜要約文作成前の基礎練習〜

そして、たとえ、挿入する接続語の選択肢があっても、ひとまずそれを見ず、前後の文を要約し、接続語を考えてください。


なぜなら、選択肢によって惑わされる可能性があるためです。


それでは、接続語の選択肢の問題を解いてみましょう!

問題)

次の空欄に当てはまる接続語を選択肢から選びなさい。

 ぼくが小学生の頃は、いたずらをしたり、マナーが悪かったりすると、よく見知らぬ大人に怒られたものです。(    )、近頃は、町中でマナーが悪い子どもを怒る大人を見かけなくなりました。

ア なぜ  イ 確かに  ウ しかしながら  エ 案外  オ もはや


解説)

手順1:空欄の直前の文を要約する。

ぼくが小学生の頃、大人に怒られたものです。

さらに要約→ 小学生の頃、大人に怒られた。

手順2:空欄の直後の文を要約する。

近頃は、子どもを怒る大人を見かけなくなりました。

さらに要約→ 近頃、子どもを怒る大人を見かけない。

手順3:空欄の前後の要約された文をつなげて考える。

小学生の頃、大人に怒られた。(     )、近頃、子どもを怒る大人を見かけない。

答えは、「ウ しかしながら」となります。


参考にしてください!

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篠田啓彦
専門家

篠田啓彦(塾講師)

国語専門オンライン学習塾 啓理学舎

保護者の方にお子さまとの接し方等をアドバイスさせていただくとともに、国語が苦手なお子さまでも特別な学習方法で真の「国語力」が身につき、さらに各教科の成績向上、中学・高校合格へ導いている。

篠田啓彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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