子どもの学力を伸ばす家庭環境とは?夫婦関係と親子関係を見直す

篠田啓彦

篠田啓彦

テーマ:ちょっとした誉め育てのコツ

皆さん、こんにちは!

国語専門オンライン学習塾 啓理学舎 代表の篠田です。

子どもの成績を上げたい。
中学受験を成功させたい。
もっと勉強に前向きになってほしい。

そう考えたとき、多くの保護者の方は、

「どんな勉強をさせればいいのか」
「どんな塾に通わせればいいのか」
「家庭学習をどのようにすればいいのか」

といったことを考えるのではないでしょうか。

もちろん、勉強方法や学習環境は大切です。

しかし、子どもが落ち着いて勉強するためには、「家庭の雰囲気」も大切な土台の一つです。



そこで、今回あえて保護者の皆さんに、こんな質問をしたいと思います。

「お母さん、お父さんを大切にしていますか?」

そして、

「お父さん、お母さんを大切にしていますか?」

「子どもの受験の話なのに、なぜ夫婦の話なの?」

そう思われるかもしれません。

しかし、子どもの成長を考えるとき、子どもだけに働きかけるのではなく、

子どもを取り巻く家庭環境にも目を向けることが大切

です。

国立教育政策研究所が実施している全国学力・学習状況調査でも、児童生徒の学習環境や生活の状況に加えて、保護者を対象に家庭状況や教育に関する考え方などを調査しています。

家庭と子どもの学習・成長との関係は、教育を考えるうえでも重要なテーマなのです。


子どもへの「誉め育て」だけでは十分ではないことも


啓理学舎では、子どもの長所を見つけて認める「誉め育て」を大切にしています。

子どもの良いところを見つけ、

「よく頑張ったね」
「ここができるようになったね」
「あなたのこういうところは素晴らしいね」

と認めてあげる。

こうした積み重ねによって、子どもは少しずつ自信を持ち、前向きに学習へ取り組めるようになっていきます。

また、子どもの長所が伸びてくると、保護者から見ても、それまで気になっていた短所が以前ほど気にならなくなることがあります。

これは、子どもの自己肯定感や学習意欲を考えるうえでも大切な視点です。

ところが、

「誉め育てを一生懸命実践しているのに、なかなかうまくいかない」

ということもあります。

そのようなときには、一度、

「家庭の雰囲気はどうだろう?」

と考えてみてください。


子どもが安心して勉強できる家庭とは?


私は、家庭を一つの「チーム」のように考えています。

特に、お父さんとお母さんの関係は、家庭の雰囲気に大きく関わります。



イメージとして、夫婦の間に一本の横棒があると考えてみてください。

この横棒が「夫婦の絆」です。

そして、その横棒に子どもがつながっているとします。

夫婦がお互いを尊重し、家庭に落ち着いた雰囲気があるとき、子どもも安心して過ごしやすくなります。

反対に、家庭の中に強い緊張感や不安が続けば、子どももその雰囲気を感じ取ることがあります。

子どもは、大人が考えている以上に、家庭の空気に敏感です。

だからこそ、

「勉強しなさい」

と言う前に、

「この子が安心して勉強できる家庭になっているだろうか?」と考えてみることも大切

なのではないでしょうか。


子どもの学習を支える家庭づくりの4つのポイント


では、家庭の雰囲気を良くするために、何ができるのでしょうか。

特別なことをする必要はありません。

毎日の小さな積み重ねが大切です。


① 家庭では、できるだけ笑顔を増やす




仕事、家事、子育て、受験……。

保護者の方にも、たくさんの苦労があります。

「いつも笑顔でいましょう」と言われても、簡単ではありません。

だからこそ、完璧を目指す必要はありません。

まずは、

「おはよう」
「おかえり」
「ただいま」
「お疲れさま」
「ありがとう」

という、日常の言葉を大切にしてみてください。

家庭の中に笑顔や温かい言葉が少しずつ増えていくことが、子どもの安心感につながる

ことがあります。


② お互いに「ねぎらいの言葉」をかける




お父さんが仕事から帰ってきたら、

「今日もお仕事、お疲れさま。」

お母さんが家事や子育てをしてくれたら、

「いつもありがとう。」

と声をかけてみてください。

相手の努力を認める言葉は、夫婦関係を考えるうえで、とても大切です。

お父さんが仕事帰りに、お母さんの好きなスイーツや花を買って帰るのもよいでしょう。

大切なのは、

「あなたが頑張っていることを、私はちゃんと見ていますよ」という気持ちを伝えること

です。


③ 子どもに、お父さん・お母さんの「良いところ」を伝える




これは、ぜひ実践していただきたいことです。

お母さんから子どもに、

「お父さんは毎日、一生懸命仕事をしているんだよ。」

と伝える。

お父さんから子どもに、

「お母さんは毎日、家族のために頑張ってくれているんだよ。」

と伝える。

このように、お互いの良いところを子どもに伝えてみてください。

例えば、

「お父さんは、決めたことを最後までやり抜くんだよ。」
「お母さんは、いつも家族のことを考えてくれているね。」
「お父さんは仕事を一生懸命頑張っているんだよ。」
「お母さんの料理は、とてもおいしいね。」

などです。

子どもにとって、

「自分の家族には、こんな素晴らしいところがある」と感じられることは、家庭への安心感や愛着を育てるうえでも大切なこと

ではないでしょうか。


④ 夫婦で「ありがとう」を伝える




そして、

最もシンプルで、最も大切なのが、「ありがとう」という言葉

です。

お父さんからお母さんへ。

お母さんからお父さんへ。

例えば、

「毎日、仕事をしてくれてありがとう。」
「家事をしてくれてありがとう。」
「子どものことを大切にしてくれてありがとう。」

と伝えてみてください。

普段は照れくさくて言えないかもしれません。

その場合は、手紙やメッセージでも構いません。

最初は恥ずかしくても、何度か伝えているうちに、少しずつ自然に言えるようになります。


子どもの「勉強」を変える前に、家庭を見直してみる


子どもの成績が伸び悩んでいると、

「もっと勉強させなければ」
「もっと長い時間、机に向かわせなければ」

と考えてしまいがちです。

しかし、子どもが落ち着いて学習するためには、安心して過ごせる家庭環境も大切な土台
です。

国立教育政策研究所の全国学力・学習状況調査でも、学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面などについて継続的に質問調査が行われています。

学力だけを見るのではなく、子どもの学習を取り巻く環境にも目を向けていることが分かります。

だからこそ、

「子どもを変えなければ」

と考えるだけではなく、

「家庭の中で、子どもが安心して学べる環境をつくれているだろうか?」

と考えてみてください。

子どもを伸ばすのは「勉強」だけではありません

受験勉強では、

・国語の読解力
・算数・数学の学力
・語彙力
・記憶力
・学習習慣
・過去問演習

など、さまざまな力が必要になります。

しかし、それらの力を伸ばしていくためには、子ども自身が

「やってみよう」

と思えることが大切です。

そして、その気持ちを支えるものの一つが、家庭での安心感です。

「頑張りなさい」
「もっと勉強しなさい」

と声をかけるだけではなく、

「今日もよく頑張ったね」
「一緒に考えてみようか」
「いつでも応援しているよ」

という言葉をかける。

子どもにとって、家庭が「安心して戻ってこられる場所」であることは、とても大切です。


「子どもを変える」前に「家庭を整える」


子どもの成績を上げたい。
受験を成功させたい。
国語の力を伸ばしたい。

そのために、勉強方法を工夫することはもちろん大切です。

しかし、その前に一度、

「お父さん、お母さんは、お互いを大切にしていますか?」

と考えてみてください。

そして、

「ありがとう」
「お疲れさま」
「頑張っているね」

という言葉を、今日から一つでも増やしてみてください。

子どもだけを変えようとするのではなく、家庭全体が少しずつ変わっていく。

そのことが、子どもの成長を支える大きな一歩になるかもしれません。

啓理学舎では、単に「国語の問題を解けるようにする」だけではなく、

子どもが自信を持ち、自ら学ぶ力を育てること

を大切にしています。

そのためには、

子どもへの指導だけでなく、ご家庭とのコミュニケーションも大切だ

と考えています。

お子さんの国語力や学習についてお悩みの方は、ぜひ一度、啓理学舎にご相談ください。

子どもを伸ばすために、今日から家庭でできることがあります。

まずは、

お父さん、お母さんに、「ありがとう」と伝える

ことから始めてみませんか?

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篠田啓彦
専門家

篠田啓彦(塾講師)

国語専門オンライン学習塾 啓理学舎

保護者の方に家族関係改善等を助言させていただくとともに、国語が苦手なお子さまでも特別な学習方法で真の「基礎学力」「国語力」が身につき、さらに各教科の成績向上、中学・高校合格へ導いている。

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