怒っている人には、こんなふうに対処したらいいんじゃないかな?
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
時間管理&習慣化コーチの山本武史です。
一生懸命説明したのに、伝わらない。
細かく具体的に指示したのに、違うことしてくる
正しいことをアドバイスしてあげているのに、煙たがられる
こんな経験ありませんか?
実は、昨日開催した『人を動かす伝え方』ワークショップでも
多くの方がうなずいたものです。
もし、あなたも同じようにうなずけるなら、
それは『伝え方』の努力の方向性が間違っています。
伝える力を高めようと思う方がまず取り組むのは
プレゼンテーションスキルです。
上手に話す方法や訴えかけるような話し方、
あるいは論理的に話をまとめる方法など。
もちろんこれらも大切です。
身につけておいて損はありませんし、
ビジネスでは必須とも言えます。
・・・が!
実は、伝える力は本来の努力をしていくと
プレゼンスキル抜きでも威力を発揮します。
この『本来の努力』を怠ると、
どんなにスキルを磨いたとしても、
残念ながら、伝える力は伸びません。
そして、この本来の努力ができている人は
僕が研修で見てきた約1万人の中でも、
1%いるかどうか・・・。
ほとんどの人が
この『本来の努力』を怠っています。
では、その『本来の努力』とは何か、
ご紹介しましょう。
それは、一言で言うと、
『相手を尊敬すること』
です。
尊敬というと、
「すごい」とか「憧れ」とかを
イメージする人も多いですが、
本来の尊敬は
「その人を唯一無二の存在として認めること」
です。
つまり、
その人を「欠けるところのない存在」として信頼し、
その人が「どんな世界を見ているのか」に関心を寄せる行為、
これこそが尊敬するということです。
そうする中で、
信頼関係が構築され、
お互いに共感できた時、
あなたの言葉は相手の心に響きます。
この段階になって初めて、
論理性をはじめ、スキルは力を最大限に発揮するのです。
ちょっと想像してみてください。
大嫌いな人から
「今は〇〇するべきでしょ!なぜ今しないの!」
と正論をぶつけられたら・・・、
どう感じますか???
きっと、
「あなたに言われなくてもわかってる!」
と反論したり、つっぱねたくなるのではないでしょうか。
また逆に、あなたが心を開いて相談できる人は
どんな態度であなたと関わりますか?
あなたの話を遮って
「〇〇すべきだ。なぜならば・・・」
と的確なアドバイスを始めたりしますか?
そうではないですよね?
「どうしたの?何があったの?」
「どんな気持ち?」
「本当はどうしたかったの?」
などと一生懸命あなたの話を聞いてくれますよね?
そして、ひとしきり話し終えた時、
ポツリと言ってくれた一言のアドバイスが
あなたを救ってくれるのではないでしょうか。
つまり、
一生懸命聞いてくれる人の言葉は
あなたの心に届きますし、
あなたはそれを実行しますよね。
だから、
相手に動いてもらおうとするならば、
相手がつい動いてしまう状況を
こちらが作り出せば良いのです。
そのためには、
相手を尊敬してください。
尊敬とは、
相手を信頼し、共感することです。
まず、この努力に徹してください。
そうすれば、
どんな相手だってあなたの話を聞いてくれます。
そして、最後にポツリと
的確でわかりやすい話をしてあげてください。
きっと影響力は段違いになりますから。
では、今日はこの辺りで失礼します。
よかったらこちらもチェックしてくださいね↓
働く女性向けワークショップ①
自分らしく輝くための「人生の目的作り」
働く女性向けワークショップ②
自分らしく働くための「時間の使い方」