陳皮とは
《心と腎の衰退からの「浮腫(むくみ)が増えています!」》
※浮腫・・・、若い方ならば単に「水毒過多」として「五苓散」とか「沢瀉湯」などを飲めば数日で改善出来る事が多いのですが、ナイスミドル世代になると単に利尿作用のある漢方薬を飲んでも解決できないだけではなく「干涸らび促進」となり心身に大きな負担増となるリスクが拡大します。
《ナイスミドル世代の浮腫・・、これって「心腎不交」が多い!》
{「心腎不交」とは・・・?}
心は「陽の代表」として火の性質を持ち、腎は「陰の代表」として水の性質を持っていて、互いに反対の性質を持つと同時に互いを育てる関係になっていることを心腎相交と言います。
この作用が正常に維持できていないと「心腎不交」となり、心身に多様な不快感が発生します。
{「心腎不交」になると・・・!}
いらいら、怒りっぽい、体中に熱感、のぼせ、動悸、不眠、便秘などの不快感が発症します。
そして、下肢の浮腫の一因には「心腎不交」が関与しています!
《「腎機能低下」を数字で確認!》
- eGFR(推算糸球体濾過量)値が60以下
- クレアチニン(CRE)値が1.0以上
- 貧血がある
{もし、これらの血液検査値が基準値を逸脱していたら!}
《補腎》+《活血化瘀》
《「心機能低下」を数字で確認!》
- NT-proBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント)値が高い
- BNP値が高い
- L/H比が高い
- 動脈硬化指数(AI)が高い
{もし、これらの血液検査値が基準値を逸脱していたら!}
《心臓を元気にする動物性生薬の活用》+《活血化瘀の方剤》
{「心臓を特異的に元気にする動物性生薬=「蟾酥(センソ)」」!}
※心臓を特異的に元気にする動物性生薬と言えばナンと言ってもコレ=シナヒキガエルの背中と耳下腺からの分泌液を干し固めた物が《蟾酥》です。
※この黒い塊が《蟾酥》
{「蟾酥(センソ)」とは?}
{「活血化瘀」に繁用している動物性生薬はコレ=水蛭(ヒル)!}
{「要注意、足の甲の浮腫=目視できる心機能の低下!}
※足の甲が浮腫むのは「心機能の低下」
※心臓を元気にする動物性生薬、「蟾酥」の他に多様な漢方方剤や生薬エキスを当薬局では取りそろえていますので詳しくは当薬局の薬剤師陣に御相談下さい(要予約)。