朝起きれない・学校に行けない子供(低血圧・低体温)

朝が弱い子供

朝に起きれない、起きても学校へ行きたくないというお子さんは低血圧や低体温が原因かもしれません。

人の血圧は1日で一定というわけではありません。

朝起床してから昼に向けて徐々に上昇し、夜に向けて徐々に下がっていきます。

これは頭を働かせたり、体を動かしたりするのに血が必要となり、血を送り出すためです。

朝が弱い方は血の不足によりこの作業ができないのです。

中医学で見る血の不足

中医学では血の量を考えます。

これは血液検査による赤血球の問題なども含みますが、人の全体で血が足りているかどうかを考えます。

低血圧、低体温症などは中医学からみれば血虚と呼ばれる血の不足です。

• 収縮期血圧100（mmHg）以下
• 拡張期血圧60（mmHg）以下
• 起床時体温が36度より低い

などがあれば血が不足している可能性があります。

特に成長期の子供の体温は成人と比較すると0.5～0.6℃高いのが普通です。

本来は37℃近くあるのが元気な証拠です。

血の不足による問題

血の不足により起こる問題は先程書いたように朝起きて活動しようとした際に血の不足で動けなくなることです。

他にも血の不足によりメンタルが弱くな事もあります。

中医学でいう『心』は血で満たされないと心が安心しないという話があります。

血の不足により不安を感じやすくなったり、落ち着かなくなったりと精神が安定しなくなるというものです。

このように血の不足は貧血のようなものではななく、精神面など様々問題に繋がります。

大人でも同様の症状がある

子供だけではなく、大人も同様に血の不足な方がいらっしゃいます。

朝起きれない、会社など仕事に行けないといった症状でお悩みの方は多いです。

子供と違う点は大人はストレスや生活習慣など様々な因子が重なって来るので少し厄介です。

しかしながら、根本的な血の不足は変わらないので低血圧や低体温の方は血の不足かもしれません。