生殖補助医療の実態
子宮環境は子宮内膜から
子宮環境を整えるのは妊活において大切な事です。
では、子宮環境はどのようにすれば良くなるのでしょうか。
子宮環境で重要なのは子宮内膜の状態です。
子宮内膜は受精卵が着床するベッドのようなところです。
ベッドが柔らかくふかふかの厚みがある状態が妊娠しやすい状態です。
良い子宮内膜を作るには
中医学で良い子宮内膜には良い『血』が必要と考えます。
血の量や質が悪いと宮内膜も状態が悪くなります。
子宮内膜の状態が悪いと着床もうまく行きませんし、着床しても不育症などに繋がります。
つまり血の量と質両方を良くしてあげる事が大切です。
血の量や質が悪い血虚証
では血の質や量が悪いのはどのようなタイプでしょうか?
中医学ではこういったタイプを血虚と呼びます。
- 冷え性
- 顔色が悪い
- 肌が乾燥しやすい
- 眠りが浅い
- 髪がもろく艶がない
- 枝毛や抜け毛が多い
- 貧血がありめまいがする
- 生理の量が少ない
- 生理周期が長い
- 爪がもろい
- 疲れやすい
- 低血圧
- 気分が落ち込みやすい
こういった症状がある方は血虚かもしれません。
質の良い血を作る当帰
漢方薬では質の良い血を作るには当帰を主成分とする方剤をよく使用します。
当帰は、女性の健康な体づくりに欠かせない生薬として知られています。
血を補い体を温め、血の巡りをよくすると言われ、中国では昔から「女性の宝」として重宝されてきました。
女性の月経などの血の道には必須な生薬です。
内臓の弱りも関係する
血の量や質の低下は中医学で言う『肝』『腎』『脾』などの弱りも影響します。
体の不調は単純なようで複雑に様々な因子が関係してきます。
ご自身の体質を理解し、それに併せた養生も大切です。